ジャズ、ロック、ポップス ブログトップ
前の10件 | 次の10件

Dream・Theater のニューアルバム「Distance Over Time」(2019)のクールな出来栄えに歓喜。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2019年3月。

久々にヘヴィメタルの話題であります。このジャンルに興味の無い方とは、ここでお別れでございます。チャオーー。

本日のお題は、プログレッシヴ・メタルの雄、Dream・Theater(ドリーム・シアター)のニューアルバムが先月発売された件です。

アルバムタイトルは、Distance Over Time

dream04.jpg
凝りに凝った楽曲を、超絶技巧で演奏するハイパー・バンドでありながら、ジェイムズ・ラブリエさんのヴォーカルは、エモーショナルで哀愁すら帯び、独特の世界観を醸すDream・Theater。結成は1985年ですから、34年もの長きにわたり第一線で活躍してるんですなあ・・・そうか、どうりでオレも歳をとるわけだ(どうでもいいか)。

dream05.jpg
ブログ的には、「新譜の発売を心底待ち望んでました!」と書きたいですが、ワタクシ、実はそこまでファンとは言えないのです。最後に買ったDream TheaterのCDは「オクタヴァリウム(Octavarium)」で、調べてみると2005年の発売。てえことは、14年間、ワタクシは彼らの音楽から距離を置いてたんですねえ。

dream02.jpg
批判ではないけど、2000年代のDream・Theaterの音楽は「凝り過ぎ」だったと思います。楽器隊のテクニックが勝ちすぎて、ワタクシが愛するラブリエさんの歌唱が添え物じゃん、つう曲さえありました。イエスしかり、キング・クリムゾンしかり、プログレ系バンドが行きつくある種の袋小路でしょうかね。

さらに、2010年にはバンド創立メンバーで、世界一の技巧派ドラマーこと、マイク・ポートノイさんがバンド脱退するに至り、ワタクシの、Dream・Theaterへの情熱は急激に薄れたのであります。

では、今年になって、なぜ、彼らのニューアルバムを購入する気になったのか?

理由は簡単。たまたま入った札幌のCDショップ(Tower Record)のヘヴィメタルコーナーに、ドドーンと「Distance Over Time」が並んでいたから、であります。買いたかったCDはクラシック音楽で、ステンハンマルとヴァインベルクの交響曲だったのですが店には無く、じゃあ別ジャンルのCDでも1枚買っとくかあ、てな調子で、Dream・Theaterを購入したわけです。

・・・などと、極私的事情をダラダラ書いている場合ではなかった、すいません。そう、本題は、アルバム「Distance Over Time」を聴いてワタクシはビックリ仰天したつうハナシです。

このアルバム、めちゃくちゃ良いじゃん!

かつてワタクシをゲンナリさせた楽器隊の過剰テク披露や、複雑すぎる曲構成は、ぐっと抑えられ、結果、ジェイムズ・ラブリエさんの「歌」が活きている。そう、これをやってほしかったんですよ、私は。

くわえて楽曲の出来が素晴らしいのです。超ハイレベルのキラー・チューンが無いかわりに、捨て曲も無いのですな。ハード・テイストの曲はしっかり粒がそろい、ここぞ、で登場するパワー・バラードの匙加減にも好感大。

ところで、Dream・Theaterの絶対的名盤といえば、2nd 「Images & Words」(1992年)と世間は言うが、さすがに発売から25年経過で、ワタクシには食傷気味。

dream01.jpg
マイケル・ジャクソン「スリラー」、AC/DC「Back In Black」、Queen「オペラ座の夜」を名盤だからと言って、いつまでも有難がってられないのと同じ・・・あれ、ちょっと違うか。

ニューアルバム「Distance Over Time」は原点回帰すなわち名盤「Images & Words」の味わいを感じるとともに、30年以上のベテランバンドの年輪も刻まれておりますね。ワタクシ、彼らが袋小路を脱し、さらにステップアップした名作を生んだことをココロから祝したいのです。私のようなメタルのオールド・ファン(=年寄り)を喜ばせるだけでなく、新たな若いファン層を獲得するに足るサイコーの出来栄えです。パチパチ。。。

Dream・Theaterの皆さん、ありがとうございました。

アルバム発売に伴いアップされたオフィシャルビデオを貼っておきます。アルバム1曲目。ジョン・マイアングさんのベース・プレーは淡々とムズカシイことをやってますなあ。ちなみにキーボードを弾きまくってる方は、アンスラックスのスコット・イアンではありませんぜ(マニアックなボケですいません・・・)。以上!


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

関東が大雪の今日は、家でまったりと音楽&日本酒ざんまいだっ! [ジャズ、ロック、ポップス]

2019年2月9日(土)。

夜明け前から関東南部は雪が降りはじめました。ワタクシの住む千葉県市川市は数センチの積雪。出身地の札幌なら、こんな雪、どうってことはないですが、首都圏では大騒ぎです。成田空港と羽田空港はかなりの数の便が欠航になったらしい。都内では車のスリップ事故、歩行者の転倒事故が相次いだようです。

こんな日は無理に外に出ずに、家でマッタリと過ごすのが得策でしょう。

というわけで、まずは「酒」です。午後1時、冷蔵庫から高知の名酒「船中八策(せんちゅうはっさく)」の4合瓶を取り出しました。ぐいぐい呑むうちに勢いがつき、1本を飲み干すと、山形県の「秀鳳(しゅうほう)」純米大吟醸の4合瓶まで空けてしまいました。やばいやばい、こりゃ呑みすぎだ。なにごとも調子に乗ってはいけません。

さて、本題。酒を呑みながら聴いた音楽です。

最近はクラシック音楽モードだったので、あえて別ジャンルを選びます。ヘヴィメタルやハードロックも良いけど、雪の日に日本酒を呑みながらヘッドバンギングでも無いわな~てなわけで、ジャズ系ポップというか、ポップ系ジャズというか、そのあたりを攻めました。オーディオ部屋のCD棚を眺め、最初に選んだディスクは、

シンガーソングライターの、コリーヌ・ベイリー・レイさんのファーストアルバム(2006年発売)であります。

BOZZ02.jpg
これが、まあ、実によい感じですなあ。ちょっとかすれたコリーヌさんの自然体歌唱は、いわゆる「癒し系テイスト」であり、日本酒でほどよく酔ったアタマに、優しくしっとり沁みてくるのであります。

アルバム一曲目を飾る、彼女のデビュー曲「Like a Star」。語るようなヴォーカルスタイルに、ふうむと改めて感激。


ヒット曲「Put Your Records on」は、一転、太陽の光がさすかのような明るい雰囲気がヨロシイです。


コリーヌさんのアルバムをきっかけに、女性シンガーのアルバムを立て続けに、数枚拝聴しました。ホリー・コールさん、ポリー・ギボンズさん、ノラ・ジョーンズさん、ケイコ・リーさん・・・と続けて、そろそろ方向を変えようと、引っ張り出したCDがこれです。

高田純次さん似のボズ・スキャッグスさんによる「But Beautiful」(2003年)であります。

BOZZ01.jpg
ボズさんといえば70年代の名アルバム「シルク・ディグリーズ」等の大ヒットで、世間的にはAOR(AC)の大御所と目されておりますけど、90年代からは本格的にジャズシンガーとしても活躍しているのです。

アルバム「But Beautiful」はタイトルから分かるように、ジャズのスタンダードナンバーを、ボズさんが独特のお声と歌唱(高音が少しくぐもったようなアレですよ、アレ)で歌いこなす好企画。アルバムを買った15年前は、ワタクシもまだまだ小僧で(といっても40代だったけど)、「ボズさんがジャズだってえ!?」とイマイチ納得できなかったもんですが、今、CDを聞きなおすと、むしろ、メロウなボズ節でジャズ名曲を聴けるってスゴいことだわ!と感謝ばかりです。

一曲目「What's New?」、9曲目「You don't know what Love is」、日本盤ボーナストラック「My funny Valentine」など、完全に楽曲をボズさんの世界に引き込んでおります。残念なのは、ワタクシの大好きな「You'd be so nice to come home to」が収録されていないこと。ヘレン・メリルさんのハスキーヴォイスも良いけど、ボズさんなら、この曲でいい味出すと思うんだなあ。。。

あれえ、話がマニアックになってきたぞ、いけませんね。

ここでニュースであります。ボズ・スキャッグスさんの来日公演です。2019年5月、仙台、東京、大阪、広島、名古屋でコンサートが開催されるのです。東京公演は渋谷オーチャードホールで3日間(5月7日、8日、9日)。S席13,000円、A席12,000円とチケット代はちょい高めですが、ボズさんほどのレジェンドならオーケーでしょう。3日間は無理でも、せめて1日は東京公演に行くぞ!とココロに誓うワタクシなのであります。本日は以上!

BOZZ03.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

自宅の倉庫部屋の整理。発掘されたLPレコードに、昔の自分の選別基準が分からなくなった日。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年10月。前回記事の続きです。

自宅2階の一室。倉庫部屋、つうかゴミ集積場の様相を呈する「開かずの間」から、いっきに不用物を破棄して、すっきり断捨離しちゃおうつう計画です。前回記事では「本」について書きましたが、今回のお題は「LPレコード」であります。

CDじゃないよ、LPレコードだよ、と大きなお世話的に念を押しておきましょう。

ところで、ワタクシ、テクニクス製レコードプレーヤーを、10年以上も前に破棄しており、いまヴィニール・レコードを再生することができません。にもかかわらず、それなり量のLPを持っているのは、たぶん「思い入れ」ってやつでしょう。

それでも分からないことは、ピーク時保有量の5%程度しかLPレコードは残していないのですが、捨てた95%と、残した5%の選別した基準が、今となってはサッパリ分からんのです。

一時期流行った「自分探し」じゃないけど、なんでこれを残したか?に悩みつつ、LPレコード廃棄作業に取り掛かりましょう。

まずはドドーン。日本が世界に誇る冨田勲さんの、ドビュッシー「月の光」。シンセサイザによる(当時は)圧巻の音響が売りでした。なんたって、バイホニックですよ、そんな単語を知っている人が今どきいるか!?

heya07.jpg
脈絡なく発掘順に紹介します。1980年代半ばに買ったジャクソン・ブラウンさんのアルバム「Lawyers In Love(邦題=愛の使者)」。ただし、私のファイヴァリット・アルバムは「Running On Empty(邦題=孤独のランナー)」で、そちらのLPは捨てたようです。なんでやねん!とムカシの自分にツッコミですな。私が許しても、トム・ハンクスさんが許さないぞ・・・とマニアックなボケで失礼しました。

heya08.jpg
次は日本のフォーク系で、うはあ、これは懐かしい。オフコースの「フェアウエイ」と、ファーストアルバム「僕の贈り物」でございます。当然、1970年代の品物。ここでの不思議は、名作「Three and Two」が破棄されていたこと。なぜだ。

heya09.jpg
こちらも1970年代の作品。かぐや姫が再結成したときのアルバムです。「かぐや姫、今日」(Todayと読ませていたね)。ジャケット写真のど真ん中に、南こうせつさん、伊勢正三さん、山田パンダさんが小さく写っているのですが、LPだからこそ判別できます。面積の小さなCDじゃあ分からないよね・・・って、コメントはそこですか。

heya10.jpg
さて、今回一番の謎ジャンルが「ジャズ」であります。アート・ペッパー、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィス、マル・ウォルドロン・・・とワタクシの好きなジャズのLPはみんな捨てていたのに、なぜか、

バド・パウエル

の、それもたった1枚だけ、LPが残っていた。さして好きでもない(というのも失礼だが)バドさんのプレーに、LPレコードを持ってればいつかは開眼するとでも思ったのか。まったく分かりません。

heya11.jpg
本丸のクラシックも渋いLPレコードが発掘されました。

グレン・グールドさんの弾く、ブラームスのインテルメッツオ(10の間奏曲)ではないか!ジャケットのグレンさんの若々しいこと。しかし・・・グレンさんの代名詞ともいえるバッハのLPは大量に捨てているのに、なぜブラームスだけ残したのか?将来、希少価値が出るとでも思ったか。我ながら不可思議。

heya13.jpg
カラヤン指揮のLPが1枚だけ残っていました。チャイコフスキー「序曲1812」。ベルリンフィルとの1960年代録音でしょう。チャイコフスキーの交響曲5番だけでも、カラヤン指揮で3種類のLPを持っていたワタクシ。そっちを捨てて「序曲1812」を残した理由はなんだろう?そういえば、フィルハーモニア管弦楽団を振った1950年代のモノラル録音の「悲愴」は良かったなあ、とちょっと未練たらしく思い出しました。

heya12.jpg
最後はこれ。グスタフ・クリムトの名作「接吻」のジャケットが、あまりにもツボにはまる素晴らしいレコード。ああ、ここに来て、やっと、「これだよ!これ!」と思える物件に当たりましたね。

ピエール・ブレーズさんがニューヨーク・フィルを指揮したシェーンベルク「Verklaerte Nacht(邦題=浄夜)」の名演です。ジャケットを観るだけでも、あの演奏が思い浮かぶ・・・いやあ嬉しいなあ。

heya14.jpg
とはいえ、再生装置がない以上、ワタクシにとってLPレコードは「不用品」。お世話になりました!と感謝の気持ちをかけつつ、申し訳ないが、全員、本当のゴミ置き場に運ぶことになります。うーむ、ダンシャリだか、ドンシャリだか、もなかなか切ないもんですなあ。ちゃんちゃん。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

20年前は好きだったのに、今は、5分と続けて聴けないロック・アルバムが寂しい。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年10月。本日はロックネタであります。

まずはここで、毒舌箴言家のフランス人、ロシュフコーさんの名言(?)をひとつ。

ある時に自分が誉めていたことを、別の時になって、自分が少しも良いと思わないのに気がつくことくらい、われわれの自己満足をしぼませるものはあるまい。   (岩波文庫「箴言集」より)

・・・・とまあ、こんな皮肉を引用したのも、先般ワタクシ、お言葉通り「自己満足がしぼむ」思いをしたからです。

クルマ移動時のBGMにCD棚から久しぶりに引っ張り出したのが、90年代に大好きだったバンド、エクストリームの代表作「ポルノグラフィティ」であります。

CHICAGO05.jpg
「ポルノグラフィティ」をグループ名にした日本のバンドがあるくらいですから、エクストリームはそれなり人気のバンドでした。さて、クルマの中で、このアルバムを聴きはじめたワタクシ、愕然としたのであります。若者ぶって言えば、「超・マジィ?」ってところです。

20年前に、素晴らしい、と惚れ込んで聴きまくっていたエクストリームの楽曲が、

まったくココロに響かない

のです。それどころか、5分と続けて聴けません。耳が受け付けないのです。もちろん音楽が悪いのではなく、こちらの耳(脳というべきか)が、時間を経て変質したのですな。ヌーノ・ベッテンコートのギターも、ゲイリー・シェローンのヴォーカルも全然ピンとこない。要するに好みが変わったってことです。

それにしても、これほど極端に「好み」って変わるものか。私は、別にヴァン・ヘイレンへ恨みはないんだけどなあ(←話をややこしくしてすいません)。

まさに、冒頭掲げたロシュフコーさんの箴言どおり「昔良いと思ってたものが、今は、ちっとも良く思えず、自己満足がしぼんだ」体たらくでございました。ちゃんちゃん。

ま、考えてみれば、ニンゲン、似たような事態に何度も遭遇します。昔好きだった芸能人(アイドル)を思い出して「あちゃーー」と赤面する人もいるでしょう。面白いから見ろよ、と友人に薦めていたお笑い芸人が、一発屋で消えた数年後、TVの懐かし番組に、その芸人が出てきて「当時、面白いと思っていたギャグ」を観たときのお寒い気持ち。。。あるよなあ。

まあ、そんなのは可愛いもんで、最悪なのは配偶者のチョイスでしょう。「昔のオレは、何をどう勘違いして、こんな相手と結婚したのか?」と怒り+後悔で悶々としてる方も多いことでしょう。対象を「好き」という感情は、良くも悪くも思い込みのウエイトが大きいので、正当かつ冷静な評価を妨げる、と言えそうです。「あばたもえくぼ」とは昔の人は上手いことを言ったもんです。

ここで話は戻りますが、10年~30年前に買ったCDを聞きなおすと、「なんじゃあこりゃ!」とマイナス感動する物件、けっこう多いんですよ。あまりに多くって、もはや自己満足がしぼむヒマがありません。

非メタル期のマイケル・キスク(聴いちゃおれんな)。ドラゴンフォース、ANGRA、ストラトヴァリウス・・・この系列のメタルは今は無理って感じっす。ギタリストだと、スティーヴ・ヴァイ、イングウエイ・マルムスティーン、マイケル・シェンカー・・・無理だなあ。バンドなら、ガンズ・アンド・ローゼズ、フー・ファイターズがダメです。あと、Mr.Bigがアウト(ポール・ギルバートさんは全然アリなんだけどなあ)。

しかし!一番の拒絶反応が出たアーチストは、ブルース・スプリングスティーンでした。ブライアン・アダムスには違和感ないので声質の問題じゃない。たぶんブルースさんのあのお顔、濃い「芸風」が・・・おっと話がマニアックの泥沼に入りそうなので、今日はこれでお終いっ。チャオー。

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

中島みゆきさん「糸」、SEX MACHINGUNSの「刺身と山葵(わさび)」に再感動の日々。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年7月。飼い猫もこ(21歳)を、毎日、動物病院に連れていってます。腎臓がほとんど機能していないので、皮下点滴して水分を体内に注入するのです。ワタクシのいない平日は、家の者が、もこを車で動物病院に連れていきます。土曜・日曜はワタクシも加わり病院へ向かいます。

さて、この日課における問題は(ってほどじゃないけど)、動物病院との往復20分ほどの車中時間。この間、

どんな音楽を聴くのか?

というテーマですな。ワタクシ一人であれば、クラシックだの、ヘヴィメタルだの、ジャズだの好き勝手なジャンルのCDを選択できますが、家の者が、アーノンクール指揮バッハのカンタータを聴くとも思えないし、ラムシュタインのドイツ語重厚メタルや、アンスラックスのスラッシュ・メタルを楽しむと思えない(まあ、ほとんど誰も楽しめないけどね)。

そこでCD棚を眺め、今週はこのCDをチョイスしました。過去15年ほどプレーヤーに置いた記憶すらない、要するに、久しぶりに聴くディスクです。

中島みゆきさん「Singles 2000」というベストアルバム。02年か、03年の発売です。

nakajima01.jpg
いやあ、実にヨロシイですなあ。中島みゆきさんを好きか?と言われると、少々、言葉に窮するワタクシですが、その作品と歌唱には、しみじみ感動します。なんと言いましょうか、好きとか嫌いのハナシではなく、彼女の曲を聴くと「歌の持つ力」を信じることができるんですね。その土台となっている圧巻のソング・ライティング力。ほとほと感服します。「空と君との間」「地上の星」などのTV番組とのタイアップ曲も手抜き無しで、みゆき節さく裂ですもんね。

当CDを2ローテーショ以上聴いている、家の者は、このところ夜昼となく収録曲「糸」を歌いまくる始末(ちょっと迷惑だ・・・)。たしかに「糸」は良い曲ですね。発表当時(90年代)、それほど話題になった記憶はないですが、今や「名曲中の名曲」と称され、福山雅治さん、平原綾香さん、JUJUさん、ミスチルの桜井和寿さん、森山直太朗さんなど、名だたるシンガーがカバーして、問答無用の領域でございます。

個人的には、「時代」と「糸」の2曲だけでも中島みゆきさんは日本音楽史に名を残せる方、だと思う。あとは地元つながりで「店の名はライフ」・・・って、その曲、よほどのファンでなきゃ知らんだろ!?

ところで、名曲「糸」の数あるカバーバージョンのなかでは、女性シンガーがあまり色を付けず、すーっと歌う芸風が好きですね。てなわけで、ワタクシの好みはコバソロさんと安果音(アカネ)さんによるこの演奏です。



さて、ハナシは変わって。

某日、クルマで銀座まで一人で出かける用事があり、家の者におもねることなく、今回は好きな音楽を聴くぜえ!と、選んだCDはこれ。

セックス・マシンガンズ(SEX MACHINGUNS)の「IGINITION」(2002年)でございます。

nakajima02.jpg
いやあ、実にヨロシイですなあ・・・あれ、中島みゆきさんのCDと同じ感想。まあ、そうゆうこと。キワモノ・ジャパメタみたいにネガティヴ評価もあった、SEX MACHINGUNSですけど、ワタクシのフェイヴァリットでして、フロントマンAnchangの才能に深く私淑するワタクシはライブにも行きました(懐かしいな~)。

と、いくら語ったところでヘヴィメタルに無関心な人のココロには何も響かないね・・・いや、ここで虚しさを感じてはいけない。気を取り直しアルバム「IGINITION」収録曲のなかで、ワタクシのベストを紹介だあ。

「刺身と山葵(わさび)」。寿司と山葵という日本人のアイディンティティを軸に、友情を歌い上げる佳曲といえましょう。なんたってサビ(山葵ではなく、音楽の盛り上げどころのほう)の歌詞が、

♪ さしみ、ワサビ、さしみ、ワサビ ♪ 時代のすきまに僕はいる

♪ サビがきいているよ ♪ 夕暮れの空、

・・・ですからね~。たまりませんわ。ちなみに、2番のサビは、

♪ 酢飯のなかで ♪ 抱きしめあおう、ですぜ。震えますなあ。



うーん、オレ、いったい何を語りたかったのであろうか。

と訳が分からなくなったところで、SEX MACHINGUNS、といえばコレでしょう!という名曲をどうぞ。

この曲のサビの歌詞は、♪ 命の水だ、ポンジュース!、でございます。ワタクシもカラオケでたびたび歌っております。

「みかんのうた」さ~あ、みんな一緒に歌いましょう!みかん、みかん、みかん!



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

博多の地下通路で、鮎川誠さんのイベント告知ポスターを拝見し、オオッ、と唸った日。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年7月某日。

今期は、4月から九州出張が多く、この日は、博多の祇園地下鉄駅から、JR博多駅へとつながる地下通路を歩いていたワタクシであります。この地下通路、雰囲気が暗いのであまり好きではないが、地上の暑さを考えると、避難的に使用してしまう。

さて、なんとなく地下通路に貼られたポスターを眺めると、ああ、やはりこの時期は「博多山笠」ですな。夏の大イベント。世界に誇る日本のお祭りでもあります。

hakatata02.jpg
で、通路を進むと、おやおや、こちらのポスターは・・・。

hakatata01.jpg
おおお!これは!ギタリスト、鮎川誠さんのトーク&ライヴのポスターであります。7月28日開催。

hakatata03.jpg
鮎川誠さん、70歳になられたんですね~。そりゃあそうだよなあ、シーナ&ザ・ロケッツといえば1970年代から活躍されていたわけで、いや、もう、80年代の鮎川さんの細身で長身の体躯、イケメンに黒ぶちメガネ。スタイリッシュにギブソン・レスポールを構えたら、それだけでめちゃくちゃカッコいいんだ。やってる音楽はパンク、ってえのも良しですね。

hakatata04.jpg
鮎川さんが九州の福岡出身なのは周知の事実。バリバリの九州弁ですもんね~。やってる音楽と日本ローカリティとの落差もカッコ良いのであります。九州ご出身といっても、武田鉄矢さんでは、こうはいかないのであります。

そうそう、ロックやパンクなんてやってるヤツァしょせん落ちこぼれだあ、つう世間共通認識が、1980年代はありましたが、そんなときは「シーナ&ザ・ロケッツの鮎川さんは、九州大学卒ばい!」と反論例として使われたもんであります。オフコースの小田和正さん(東北大学卒)、鈴木康博さん(東京工業大学卒)では、なかなかこうはいかないのであります。

ハナシを鮎川さんに戻しますと、バンドの盟友で、奥様でもあったシーナさんの数年前の逝去はほんとうに残念であり、つらいデキゴトだったろう、とお察しします。しかしポスターをみると、シーナさんのご遺志を継いでか、7月のイベントでは、シーナ&ザ・ロケッツの40周年ライブもあるようですね。(ポスターでは、シーナ&ロケッツ、になってますが、いつの間に改名?)

hakatata06.jpg
ちなみに、鮎川さんの70歳記念イベント、会場が「福岡市科学館」とは渋い。いや、むしろカッコいいすね!

hakatata05.jpg
ということで、オヤジ(=私のこと)が、博多の地下通路で、1980年代の音楽思い出に浸った顛末を紹介して、今日はお終いっ。チャオー。

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

日本青年館ホールが、いつの間にやら立派になっていた、というハナシ。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年も6月に入りました。梅雨の時期が近づいているな、ああ、いやだ、いやだ。

さて前回ブログ記事で、ワタクシ、QUEENのトリビュートバンド「GOD SAVE THE QUEEN」の来日公演について書きました。文中、東京公演の会場「日本青年館ホール」はロック感が薄いとワタクシ書きました。

で、先般。

この文言に対し、音楽好きの知り合いから「勘違いしてませんかあ?」とツッコミを受けたのです。指摘の骨子は「アナタがロック感が薄いと書いてる日本青年館ホールは『昔』のほうで、現在のホールではないと思う」というもの。ワタクシ、きょとんとしましたね。昔?現在?いったい、なんのハナシ?

日本青年館ホールといえば今も昔も、神宮球場の近くにあるこの建物でしょ?(写真は日本青年館HPより)

nihon02.jpg
が、ネット検索結果のタイトルを観ただけで、あ、そうなの!とワタクシ事情を理解しました。

私が考えていたレンガ色の日本青年館(1979年建設の2代目だそうです)は、2015年に取り壊されていたのでした。そして2017年(昨年)7月に新たな3代目日本青年館が堂々オープンしていたのでした。

nihon05.jpg
新築建物は、渋いデザインとはうって変わった近代的なビルらしい(実物は観ていないので、ネットで探したイラストを見ただけですけど)。

nihon04.jpg
ホールHPから拝借した写真(以下)を見ますと、新ビル内に造られた日本青年館ホールは、1249人収容の堂々たる音楽ホールです。ロック感が薄いどころか、めちゃ良い会場じゃないですか。ステージも観やすそうだし、間違いなく音響もしっかりしているでしょう。

nihon08.jpg
いやはや、これほどラジカルに、日本青年館が建て替わったとは、全く知りませんでした!そういや、直近でJR千駄ヶ谷駅で下車したのは、もう10年以上も昔だもんな。気づかないわけだ。

と、納得のワタクシに、前述の音楽好きの知り合いは、さらにツッコミを入れてきたのです。彼いわく、「オフコースが定期コンサート『小さな部屋』を開催したのは1974年前後なので、そのときの日本青年館ホールは、大正時代に建てられら初代の建物のはずだ」。うへえ~、1979年建設のレンガ色建物の、「さらに前」の建物ですか。またぞろネットで調べると、初代日本青年館は1925年(大正14年)に建築されており、第二次大戦後にはGHQによる軍事法廷が開催されたという歴史建造物・・・こりゃあ古いや。

nihon03.jpg
よくわかっておらず失礼しました~、と自分の無知を恥じつつ、歴史の重みに恐縮したところで今日はお終いっ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

QUEENのトリビュートバンド「GOD SAVE THE QUEEN」の来日公演・・・には行きませんでしたけど。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年5月。本日はロックのハナシであります。

50年近くも洋楽ロック、ポップスを聴いてきたジジイなワタクシ、好きなアーチスト(あるいはバンド)は誰?と問われればTOP3に間違いなくこのグループを入れます。アルバムとシングルの総売り上げが5億枚、英国のモンスターバンド、QUEEN、であります。

QU07.jpg
1971年に結成、1973年のアルバムデビューから数年でビックバンドへと成長。シンガーのフレディ・マーキュリーさんが1991年にエイズで亡くなるまでロック界の巨星でありました・・・などという説明も不要でしょうナ。

私が初めてQUEENの曲を聴いたのは、1974年の3rdアルバム「SHEER HEART ATTACK」に収録の名曲「キラー・クイーン」です。当時、小学生だったワタクシ、即座にこの曲に魅了され、将来は、かわいいキャビネットにモエ・エ・シャンドンをしまい、ガンパウダーにゼラチン、ダイナマイト with レーザービームだ!と訳も分からずブルブルしたわけです。

誰もが言うように、QUEENの音楽の凄さは、高度な楽曲センスや、フレディさんの歌唱力もさることながら、徹底した「作りこみ」にあり、とくにコーラスの分厚さは、鳥肌ものですね。QUEENのメンバーが、パンクバンドのセックス・ピストルズを嫌っていたというハナシは、真偽は分かりませんが、音楽づくりが真逆ゆえ腑に落ちます。まあ私ならセックスピストルズよりラモーンズのほうが嫌いだけど・・・ファンの方、失礼しました。

さて稀代のパフォーマー、フレディ・マーキュリーさんが亡くなって早いもので25年以上が経過しました。

その間、QUEENはギタリストのブライアン・メイさん主導で、アダム・ランバートさんをヴォーカリストに据えてツアーを敢行するなど活動継続しております。ただ、個人的には、フレディさんのいないQUEENに違和感があり過ぎ、聴く気がしない。

なぁーーんてことを言っていたら本家QUEENと別モノの、すごいトリビュート・バンドが登場したのであります。音楽雑誌からはキワモノとして黙殺されてますが、アルゼンチンのこのバンド、なかなかのツワモノとみました。

バンド名は「GOD SAVE THE QUEEN」。英国のアンセムであり、QUEEN黄金期のライブを思わせる良いネーミングだ。なにせ、GOD SAVE THE QUEEN(以下GSTQと略記)はシンガーの容貌がフレディさんにソックリで、当然ステージ・パフォーマンスも徹底的にフレディさん再現なんであります。歌も上手いし、ピアノも上手い。そこがツボでしょう。

QU06.jpg
写真だけみると、おや、ホンモノのQUEENのステージフォト?と思わせるほど。この、なりきりっぷりが各国で評価され、GSTQは2017年に来日を果たしています。2018年は、2度目のジャパンツアーが実現、全国4都市(大阪、広島、東京、宮城)で公演です。いやはや、日本のQUEEN人気はいまだ健在です。嬉しい限りですなあ。

QU05.jpg
GSTQの東京公演はつい先週、5月20日(日)に日本青年館ホールで開催。残念ながらワタクシは行っておりません。この会場だとロック感は薄いですが、まさか武道館は無理でしょうし、ね。オフコース同様、日本青年館から今後のステップアップを期待しましょう。

興味のある方は短いながら日本ツアーの告知動画をどうぞ。


YouTubeには、あの名曲を歌うステージもアップされています。堂に入っておりますなあ。


・・・と自ら取り上げた情報に刺激されたワタクシ。本日、都心までクルマで出向く用事があったので、車中にQUEENのCDを持ち込み、聴きまくった次第。QUEENのアルバムを、複数枚、まとめて聴きとおしたのは久しぶりです。

リリース順ではなく手にとったCDから、カーオーディオに装着。まず「NEWS OF THE WORLD (邦題:世界に捧ぐ)」、次に1973年のデビューアルバム「QUEEN(戦慄の女王)」、「A DAY AT THE RACE(華麗なるレース)」と続き・・・

QU00.jpg
この3枚で自宅と銀座の往復移動時間が満たされたので、さらに次のCDを聴くため、ワタクシ、わざわざ逆方向(千葉方面)へと車を走らせます・・・いったい何をやってんだか、オレ。

思い出の曲「キラー・クイーン」が収録されている「SHEER HEART ATTACK」を聴いて、ハンドルを握りながら涙ぐんだあとは、雰囲気を変え「JAZZ」で攻める。うーん、このアルバム、意外に良いねえ。

QU01.jpg
さすがに音楽を聴き続けるために、いつまでもクルマを走らせてられない、とフレディさん死後にリリースされた「MADE IN HEAVEN」をかけ、しみじみと拝聴。

QU02.jpg
もちろん最後に聴くアルバムはこれです。

1974年の名作「A Night At The Opera(オペラ座の夜)」。ブラインド・ガーディアンの同名アルバムも好きだが、QUEENに勝るものなしだあ!そう、誰が何と言おうと「ボヘミアン・ラプソディ」は名曲中の名曲なのです。ママァ~♪ ガリレオ・ガリレオ ♪ と運転しながらシンガロングしちゃうもんね。

QU03.jpg
ここで自慢です。上写真のアルバム2枚。どちらも私が持っている「A Night At The Opera」です。ふふふ、左が通常バージョンで、右が2014年発売の30週年アニヴァーサリー・エディションであります。リマスターされたオリジナルCDと、同じ曲順で収録された映像(DVD)の2枚組なのだあ。自慢じゃ、自慢じゃ。

QU04.jpg
と、またぞろ話が散らかってしまいました。最後は強引にまとめしょう。

偉大なるバンド、QUEENよ、永遠なれ!

ジョン・ディーコンさん、どこへ行ったんだあ~。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ビートルズの「オー・ダーリン (Oh Darling)」から思い出したアナスタシヤちゃんに期待!のハナシ。 [ジャズ、ロック、ポップス]

昨日(2018年5月17日)の当ブログに、ビートルズ「Here comes the sun」を久しぶりにギターで弾いたという極私的デキゴトを書きました。記事途中、当時の日本企画のシングルレコード(以下)のジャケを貼り付けました。

で、このレコード。「Here comes the sun」と併録されている曲が、おや、「オー・ダーリン(Oh Darling)」であります。

ANAS1.jpg
この文章を読んだだけで「オ~~ォ、ダ~~リン♪」と、曲冒頭のサビメロが口をついて出たアナタ。あなたは、ワタクシと同じ反応をした、ということで「オーダーリン仲間」に認定しましょう、ってどんな上から目線だよ。

さて、本題であります。ワタクシ、この楽曲タイトルをみて、「あ、そういえば・・・」と思い出したことがあるのです。

7,8年前のこと。ロシア(?)にめちゃ歌が上手い女の子(8歳くらい)がいて、彼女が「Oh darling」を熱唱する映像にビックリしたのであります。その後、彼女の消息を聞かないが気になる、てなわけでチャチャとネットで検索。

ファーストネームが、アナスタシア、だったはず・・・と検索するも、よくある名前らしくうまく引っ掛からない。一因は名前のつづりが、Anastasia、ではなく、Anastasiya、アナスタシヤだったから。ちなみに出身国はロシアではなくウクライナと判明です。

Anastasiya Petrykちゃんは2002年、オデッサ生まれ。現在15歳か16歳ですね。英語版Wikによれば、アルバムもリリースしており、「Oh Darling」のカバーも収録されてもよう。日本国内盤の発売はないようですが、シンガーとして活躍中とは嬉しいね。

ANAS.jpg
今度は、YouTubeで調べてみる。おお、さすがにいろいろ出てくる。ワタクシが食いついたステージ映像も発見!これですよ、これ。ビートルズファンには申し訳ないが本家ビートルズよりも、アナスタシヤちゃんの歌う「Oh Darling」がワタクシのツボにはまるのであります。

「14番目の月」は松任谷由美さんより、スピッツの草野さんの歌唱(カバーのほう)が良いと思うし、「逢いたくて逢いたく」は園まりさんより坂本冬美さんが好き、「One with the show」に至っては、モトリー・クルーのオリジナル(アルバム収録)は聴くに堪えず、この曲だけはわざわざクラッシュ・ケリーのカバーで聴くぜ・・・など、オリジナルシンガーより、カバーに心惹かれることはよくある。

という能書きは良いとして、当時8歳のアナスタシヤちゃんの歌う、オ~~ォ、ダ~~リン♪、のステージ映像を貼り付け、今日はお終いっ!パカー(←ロシア語の、じゃあね、です)



nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

音楽の嗜好は年齢とととも変わるんだなあ・・・という個人的なハナシ。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2018年5月。シゴトのバタバタが多少、緩和され、精神に余裕が出たので、休日は自宅オーディオ部屋でまったりクラシック音楽CDを聴きまくっております。

さて、人間(というか自分)の音楽嗜好は齢をとると変わるんだなあ、とつくづく思う・・・というハナシ。

昔は好きだったデス・メタル、今はほとんど聴けなくなりました。シンガーのグロウル(唸り声)だけでも、うへえ、と違和感を感じる。At the gateや、Heaven shall burnといったメロディック系デスなら、なんとか聴きとおせますが、ゴリゴリのデスは限界を超えてしまいます。

フィル・アンセルモさん、すいません!(←このくくりはパンテラのファンから叱られそうだ)。

まあナパーム・デスのヴォーカリストのバーニーさんは「ジャーニーが好き」だし、ヴァイオリニストの神尾真由子さんは「BAD RELISIONが好き」、ピアニストのアリス=紗良・オットさんは「五木ひろしが好き」だというから、人間の好みとはそもそも不可思議なんであります。

お、そういえば、こんなことがあった。

都内の某酒場に入ったら、店の片隅にアコースティック・ギターがあったのです。我々のほかには客がいなかったので、久しぶりに弾いてみっか!と、ワタクシ、そのギターを手に取り弦をチューニング。

楽譜のない状況で、とくに何も考えずにワタクシが弾き始めたのが、

ヒア・カムズ・ザ・サン

そのあとに、

ブラック・バード

そのあとが、

イエスタデイ

なんであります。我にかえったワタクシ、おいっ!と自分にツッコミを入れちゃいました。なぜなら、

ワタクシ、ビートルズのことを全然好きではない、からです。

kaze1.jpg
だからロキシー・ミュージックは・・・話がややこしくなるのでやめましょう。いずれにしても、好きでもないビートルズ楽曲をなぜ弾いたのか?中学生のときギター教本にこれらの曲が掲載されてて、さんざん練習したから、が素直な理由だけど、ならば、

サイモン&ガーファンクル「スカボロー・フェア」、レッド・ツェッペリン「天国への階段」、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」で良いはず。かぐや姫の「赤ちょうちん」、風の「22才の別れ」でもいいぞ。

kaze.jpg
アコースティック・ギターで演奏すると恥ずかしいデイープ・パープル「スモーク・オン・ザ・ウォーター」はどうだあ。フランク・ザッパさん、ご安全に・・・とリッチーも思ったでしょう(ああ、ハナシがややこしい)。

よーするに、ワタクシが言いたいことは、最近(今月)になって、

お、ビートルズって、なかなか良いじゃん

と薄く感じる、という自慢(?)なのです。件の酒場から帰宅したワタクシは、CD棚からビートルズのアルバム(一応、持っている)を引っ張り出し、名曲「レット・イット・ビー」をポールといっしょに合唱した次第であります。

あれ?今日はこんなことを書きたかったのか?ま、いいか。

ちなみに家の者は最近、ベン・フォールズにご執心で、クルマのなかで20年前の「ベン・フォールズ・ファイヴ」のアルバムを聴きまくっております。アイ~ム・ソ~リー・ミスター・ジョーンズ~♪、などと歌っております。いまからアンジェラ・アキをめざすのでは、と心配しております。ブルース・スプリングスティーンや、セリーヌ・ディオンじゃないだけ良いか。酒を呑みまくって声をつぶして憂歌団や、トム・ウエイツを歌うのはどうよ?・・・って、いったい何の話だよ。

さてワタクシは、週末、吉幾三さんのCDを車中で聴きながらホームセンターへ向かうこととしましょう。ちゃんちゃんちゃん。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | 次の10件 ジャズ、ロック、ポップス ブログトップ