冷夏の、きのこウオッチング。手ごたえはイマイチながら、今後へ期待しましょう。 [きのこ]
2017年8月。今年は現時点で「きのこ」の育ちがいまひとつ、という気がします。ここで言う、きのこはスーパーマーケットで売られている食菌(しいたけ、しめじ、えのき、まいたけetc)ではなく、林や原っぱに自然発生するブツであります。
例年の今頃なら、自宅裏手の緑地にはテングタケ、オニタケ、ハツタケ、イグチ、ノウタケ、といった面々がじゃんじゃん登場し、きのこウオッチャーのワタクシをおおいに楽しませてくれます。ところが!今年(2017年)ときたら、きのこの種類、絶対数ともひじょうに少ない。これも冷夏と長雨の影響でしょうかね。
まあ、自宅界隈で見つからなければ、離れたエリアを探索するまでさ、と千葉県市川市の自宅から15分ほど車で移動し東京都葛飾区にある水元(みずもと)公園を訪れました。
広大な面積を誇る水元公園なら、きっとよいきのこ物件があることでしょう、と期待。
ところで移動の車中で、ジェスロ・タルのベストアルバムを聴いたらテンションが下がり、ヤバっ!と思いました。が、後の祭り。Too old to Rock'n Roll,Too young to die・・・ロックをするには年を取りすぎ、死ぬにはまだ若すぎる。うは、切ないタイトルだあ。イアン・アンダーソンさん、あなたは、いまだに片足を上げて「シェー」のポーズでフルートを吹くのですかあっ!?と、ビミョーなツッコミをしつつ水元公園の散策開始です。
さっそくですが、おおっ、あの白い球形は・・・。
近づいてみると、これはオニフスベのようだ。どーん!
なんという即物的形状。まるでソフトボール。直径10センチ程度はオニフスベにしては小さめです。しかし不調の今年度、ワタクシにとっては、十分すぎる手応えであります。ふふふ、嬉しいなあっと・・・。
幸先良いスタートでしたが、その後は「やったあ!」と歓喜できるブツに出会えず、総合満足度は50%程度。残念ではあります。たとえば、こんなヤツにも出会ったが、すでに劣化進行しておる。ありがちだねえ。
かぼそい形状のこいつは「キツネノハナガサ」という文学的な名前を持っています。
かさの上に虫が乗っかっている、良い風情ですなあ。
群生する黄色きのこはピークを過ぎて、かさが反り返り、ほどなく消えてなくなる運命・・・。悲しい。
朽木に発生しているのは、ヒラフスベのようです。
つい「マタンゴ」を連想してしまう気味の悪いビジュアル。一説には、食べられるらしいけど、かなりの勇気が必要です。
かように、本日は「手ごたえの薄いウオッチング」となりましたが、これからが、きのこシーズンの本番です。あせらずに、じっくり継続ウオッチすることとしましょう。以上で、今日の報告はお終いっ。最後は、公園内にいた猫ちゃん写真で。ニャーニャー。
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