ああ、勘違い。でも虫はいやだなあ、と思った日。 [日常]
先日、といっても数か月前、職場でのこと。会議が終わった私に、別部門の同僚がこう話しかけてきました。
「『虫』って、英語でなんて言うんだっけ?」
なんと唐突な質問!?いや、それより英語が大の苦手の私に、こんな質問をするとは、お門違いも甚だしいわっ!嫌がらせかっ!と、一喝しちゃおうと思ったけど。ははは、いくらオレでも『虫』くらい知っていますよ、イグノア・・・あはは、それは『虫』じゃなく『無視』だねえ、と、微弱ぼけをかます間もなく、居合わせた某先輩が、こう言い放ちました、
「虫・・・英語でインセストだよ」
ああ、そうそう、それです・・・って、待てよ、似てるけどなんか変。
それを言うなら、INCEST=インセスト、じゃなく、INSECT=インセクト、じゃん。
INCEST・・・そりゃいけない、さすがに私がコメントをかぶせてしまいました。
「すいません。インセストって『近親相姦』のことですけど・・・」
言った人も、間違いに気づいたか、「ありゃ、そうなの?あははは。」、そのあと「あんた、よくそんな単語知ってるねえ」・・・って、そこ褒めてどうする。
で、虫談義の続きですが、「インセクト(INSECT)って甲虫みたいなやつじゃん?」って話になり、そっち方面に行くのね、と思ってたら、やっぱり出ました、「ミミズみたいににょろにょろしてるのは、ワーム、だよね」「ウォームじゃないよね」とベタに流れるのであります。
そして、私の口から、知ったかぶり発言が出てしまった(ああ恥ずかしい)。
「ミミズみたいなニョロニョロがたくさん集まると、スクワーム、であろう。なぜなら私は中学生のころに、スクワームというタイトルの映画を観たのである。狂暴ミミズが大群になって人間を襲っていたのである。B級パニック映画だけどね」と、ちょっとツボをはずした豆知識をご開陳。
INCEST指摘で株をあげていた私に、聞いた人も「ほほう、そうなんだ(&だから、なんなんだ)」という変な雰囲気であります。まあ、いいや。頭のいいとこを見せたぜ、ふふふ、鼻高々。自慢自慢。
と、その場の会話は終わったのですが、昨日、ふと気になって、「スクワーム」の意味を、辞書で調べたところ、ぎゃあっ!
SQUIRM:もだえる、もがく、うごめく
ありゃーー、「虫」そのものの意味はないんですね!な~るほど、あのB級映画、ウヨウヨと蠢く(SQUIRM)ミミズに襲われて人間が身もだえ(SQUIRM)するつー、ダブル・ミーニング的秀逸なタイトルだったのね。わはははは、こりゃ失礼しました。って、いまさら発言を訂正するのも面倒なので放っておきましょう。
ようするに、知ったかぶりは危険、ってことです。
ま、いいか、昔、スーベニア(おみやげ)という単語を、「酢豚」と勘違いして英会話のセンセイに爆笑されたオレだもんな。英語なんて嫌いだあ・・・って、そんなまとめかよ。ちゃんちゃん。
ども! スクワーム→きっと漢字で書くと蟲ですな。蠢く感じ?
by azm (2012-05-19 05:19)
ほんと、ちょっとの間違いがとんでもない意味になってしまうことありますね。
私、友人とのメールのやりとりで”funny"と書きたかったところ、uをaにしてしまって。後日顔から火が出る思いをしました。
by しのぴぃ (2012-05-19 06:41)
To azm様、コメントありがとうございます。
そう、スクワーム、「虫」ではなく、まさに「蟲」であります。蠢いてます、グチャグチャ、ニョロニョロです。そうそう、「蠢く」という漢字にも、虫が二匹もいますねえ。
でも、虫が三匹いる「蟲」の勝ち!ですね。
by 門前トラビス (2012-05-19 09:33)
To しのぴぃ様、コメントありがとうございます。
うわわ、funnyの、「u」を「a」に間違えるのも、かなりキツイですね~。
どの言語も同じでしょうけど、ほんと注意が必要ですね。
以前、ブログ記事でも書いたかもしれませんが、Gift(英語だと「贈り物」)という単語が、ドイツ語だと意味が「毒」だというのはすごいなあ、と思います。。。
by 門前トラビス (2012-05-20 05:17)