博多の天然温泉宿「富士の苑」さんに宿泊。超・リラックスしたうえにクーポン適用で宿泊費が・・・。 [旅]

2022年11月。前回記事に続き、先週の博多旅に関してです。

2泊3日の初日宿は、福岡市にある「博多温泉 富士の苑(ふじのえん)」さん。西鉄の大橋駅から徒歩40分ほどの距離を、晴天なのでユルユル歩いて向かいました。おっ、案内看板が見えた。かけ流し、天然温泉、という殺し文句が期待を高めますなあ。

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那珂川(なかがわ)に面した温泉宿・・・ですが周囲はマンションが建ち並ぶ住宅街であります。そこに多少の違和感を醸しつつ、渋~~いコンクリ造りの「富士の苑」さんがあるのでした。

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日帰り入浴もできる施設のようです。温泉宿で日帰り入浴可、というよりは、日帰り温泉施設で宿泊もできる、つうイメージ。ちなみに火曜は定休日(宿泊も)。

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館内にはいったとたん、心の中で「ひゃっほう!」と声が出ました。もしかしたら実際に声が出ちゃったかもしれない。だって、みてくださいよ、このロビーの景色を。味気ないビジネスホテル風ではなく、さりとてご立派な温泉地の宿風でもない昭和のウエル・テイスト。

無造作にたつ緑色の貴重品ロッカー。意味なく重そうな切株型の木椅子と、これまた重そうな黒石テーブル。2階へつづく白木のらせん手すり。シロウトには価値判断不可能なデッカイ丸皿。これらガジェットが相まって、合理と非合理が混在した独特の宇宙が表出しております。もはや哲学。デューラーの「メレンコリア」の世界でありますなあ(褒めすぎ?)。

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バッハ「平均律クラヴィーア」にならって、この場所を、ウエル・テンパード(よく調律された)と知ったぶって形容させていただきたい。恐れ入りましたあ。

メインアイテムの温泉を写真紹介できないのは残念ですが、こじんまりしつつも露天風呂まであって、オジサン(おそらく常連さん)たちが存分にとろけていましたよ、と報告しておきましょう。ちなみに私は、夜に1回、翌日の朝2回=計3回温泉を堪能させていただきました。

ワタクシの宿泊部屋(6階)の様子。「宿」というより完全に「居住空間」であります。間取りは3DKで、5人家族でもラクラク泊まれるでしょうなあ。

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日本茶を吞み、畳敷きの4畳半で寝る。ザ・ジャパニーズなオレ。Youは何しに福岡へ?いや、一応はシゴトですよ、シゴト。

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バーベキューができそうな広いベランダに出るてみると周囲はマンション。いよいよ自宅感が増してきますなあ。

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隣のビルの屋上には「ゴルフ、温泉」と書かれた看板が。ゴルフの練習場があるのですな。温泉という文字の下の黒いドアが良いアクセントになっております。

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おっと、話が長く細かくなってきました。いかんいかん。翌日朝7:30、広間でいただく宿の朝食。いいなあ~奇をてらわないこの感じ。味噌汁が具材どっさり、ってところに富士の苑さんの愛がにじんでおります。

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ところで今回の宿泊代金について、です。一泊朝食付きで税込=5,700円、それだけでも破格と思うんだけど、福岡県「避密の旅クーポン」を適用したため4割引き=3,420円となり、それに加え、県内加盟店で使える紙クーポン 3,000円をフロントでいただいたので、宿泊費は実質=420円、となった次第。

う~~ん、安く泊まれたことに不満はなく、むしろ嬉しいんだけど、政府・自治体は財源的に大丈夫なんでしょうか?私が心配することでもなし、観光促進が重要なのは分かるんだけど、そこまでするか?と小さくツッコミ。ま、2020年の、Go To キャンペーンも同じノリだったので驚きはないですが。。。

富士の苑さん、ありがとうございました!と宿をあとにし那珂川沿いの道を歩きます。そこでワタクシの大好きな「注意看板ネタ」に遭遇。川遊び事故、犬のふんマナー違反、と対象マターはよろしくないが、イラストは微笑ましい。河童の手足、犬のウンチポーズ、サイコーです。福岡県、あっぱれ!・・・って、妙なまとめで本日は以上!

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nimke

「宿泊部屋(6階)の様子。「宿」というより完全に「居住空間」」
博多って、大都会ですよね。昔、一度だけ招かれて講演に行き、先方で手配してくれた高級ホテルに一泊したことあったけど、繁華街の周辺はなんだか雑然とした印象だったような記憶でした・・・
ところが、今回貴殿が宿泊された「富士のえん」さんは、とてもひろびろとした実質的な生活空間が驚きの安価で提供され、温泉掛け流し、入り放題とか・・・こんなすばらしい宿泊施設は、どのようにして見つけられたのか、偶然にとは信じ難く思いました。
by nimke (2022-11-06 14:28) 

門前トラビス

To nimke様、コメントありがとうございます。
博多は、仙台、新潟、熊本と並んでワタクシが大好きな街(吞みを含めて)であります。たしかに博多駅界隈や、中洲・天神の繁華街はごちゃごちゃしていますが、少し離れると(たとえば春吉)ノンベイにはたまらん吞み街があります。
同様に宿泊先は、博多駅、天神的界隈だとビジネスホテルや高級ホテル一辺倒になりますが、電車で街から離れると渋~い(&安い)旅館などがチョイチョイありますよ。
福岡県内だと「筑後川温泉」「原鶴温泉」という隠れた(?)名所があります。「富士の苑」さんほどには、自宅リラックス感はありませんが。。。
by 門前トラビス (2022-11-12 11:11) 

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