ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァーバンドによる「シューベルト交響曲全集」を楽しんだ日。 [クラシック音楽]

2021年11月。

月並みな言いぐさですが、ほんと時がたつのは速いですね。あ、こーゆーときの漢字は「速い」ではなく「早い」かな?ま、通じるからいいや。

先月(10月)はほぼ毎日が出張でした。日本国内あっちこっちと移動しているうちに、あっという間に1か月が終わってしまいました。人生は短いというのに、こんなことで良いのだろうか。

さて本日。11月3日は文化の日。久しぶりに全くシゴトのない「完全休日」です。天気が良いので散歩でもするかあ、と思いつつ、体にたまった疲れゆえか出かける気力がわきません。無理をせず自宅オーディオ部屋でまったりと音楽でも聴くことにしましょう。

CD棚をまえに何を聴くかをプチ黙考。ヘヴィメタル、ハードロックはないだろうし、ジャズもなあ、てなことでクラシック音楽としましょう。本日つぼにはまったCDはこちらです。

ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンドによるシューベルト交響曲全集(CD4枚組)であります。1988年~1990年の録音。ニンバス・レーベルからリリースされていたものを、ブリリアントがライセンスを買い取りお安く販売したものですね。

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シューベルトの交響曲は全8曲。古典的な1番、2番からはじまり、シューベルトらしい美メロの5番へ、悲哀がにじむ第7番(旧・8番)「未完成」、そして最後を飾るのが長大・堂々たる第8番(旧・9番)「グレート」・・・とベートーヴェンにも劣らぬ大河ドラマの様相を呈しております。

本作には巨匠指揮者たちによる多くの演奏が残されており、膨大なディスコグラフィーを形成しております。それらに比して、ロイ・グッドマンさんの全集は、それほど評価がされていないでしょう。音楽雑誌にありがちな名演奏ランキングでは、圏内にも入らないと思います。

しかしこの全集には多くの優れた点があります。メジャーオケによる低重心でもったいぶった、言い方は悪いですが水膨れした演奏にはない、軽やかさ、輝かしさ、見通しの良さ、があるのですな。ピリオド楽器(昔は「古楽器」と言ってたね)を用いるハノーヴァーバンドの音色により、フレーズが新鮮に響きます。楽曲は、整理・整頓され強い推進力でサクサク突き進みます。なんと心地よいことよ!CD4枚を一気に聴きとおして、大満足でございました。

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並みいる名盤のなかで、当ディスクがベスト・オブ・ベストとは申しませんが、こうした選択肢があることはクラシック音楽のリスナーの幸せであります。久しぶりの自宅での完全休日、ロイ・グッドマンさんとハノーヴァーバンドの演奏で、よい精神休養が出来ました。ありがとうございました~。本日は以上!

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