ご近所の「竹子」を追跡調査したハナシ。および、千葉県野田市清水公園にて。 [日常]
2015年、ゴールデンウイークに突入であります。昨日(4月29日)は東北新幹線が架線トラブルで止まったようで大変でしたね(他人ゴトですいません)。ワタクシのGWは例年通りでございます。自宅で酒+ウッドデッキの防腐剤塗り+車にコーティング剤塗布+締切まじかの講演論文作成。おお、まさにデジャヴ状態だ。。。
さて今日のメインテーマ。萩原朔太郎さんの詩から始めましょう。
地面の底に顔があらはれ、さみしい病人の顔があらはれ、地面の底のくらやみに、うらうら草の・・・
・・・暗いねえ、暗い。朔太郎さん。GWなのに。・・・って、その詩じゃないわっ!と、ひとりノリツッコミ。
引用したかったのは、この詩ではなく、朔太郎さんの「竹」という詩です。
かたき地面に竹が生え、地上にするどく竹が生え、
まっしぐらに竹が生え、凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、竹、竹、竹が生え。
・・・そうそう、GWといえばバンブーだよ(よく分からんけど)。カンニングといえば竹山さん。ケイコといえば竹下さん。どらえもん、といえば竹コプター。話がまどろっこいわっ!
すいません。何を言いたいかというと、ご近所の竹藪のことです。散歩コースに面しているのです。
さびしい雰囲気で風景が良いわけでもなく、ふだんは気にもせず脇道を通り過ぎていました。つい1週間ほど前に、ちらっと眺め、ワタクシ、おおっ、と思いました。
そう、新しい竹がにょきにょき伸びているのです。春の味覚=たけのこ、として採取されなかった勝ち組が、4月の暖かさに意を決して、陽の当たる地上に出陣であります。萩原朔太郎さんの「地上にするどく竹が生え」の景色です。近くには、身の竹、じゃなく、身の丈が2メートル以上に達した者もおります。
葉のない茎部分がビヨーーンと伸びるこのヴィジュアルは、ちょっと怖いけど。。。
ここで思い出しました。ほら、よく言うでしょう、「竹は1日に〇〇メートルも伸びる」とか。すごいスピードで成長するらしい。でも、それって本当かあ?と、ソボクな疑問湧きました。
そこで、比較的小さな竹子(←竹の子供、を意味する私の造語)にロックオンし、数日後、その竹子がどれほど成長したかを追跡調査しましょう。おお、なんという観察精神であろうか。ファーブルさんやパスツールさんに負けないぞ。
狙いを定めたのは、この竹子です。高さ約30センチ。
さっそく観察結果行ってみましょう。上写真から4日後の竹子の姿が、はい、これです。
おわあ、高さ1.2メートルすなわち120センチ。4日間で90センチ伸びたのか。1日1メートルはおおげさですが、1日平均20センチ以上も竹が伸びることを確認できました。朔太郎先生、いかがでしょうか?リアルタイムで、植物の成長を目の当たりにするなんて、ちょっとした感動でした。
以上、本日のブログ記事でございます。ちゃんちゃん。
・・・と、これで終わると、植物ネタにしてはあまりにも地味(内容もヴィジュアルも)、文字通り「華がない」。追加のハナシを書きます。
数日前、めちゃくちゃ天気が良い日、家の者とドライブがてら千葉県野田市にある「清水公園」に行きました。広い公園内には満開直前のつつじ林があり(いい感じです)、さらに、牡丹の咲くお寺、蓮の咲く池、イングリッシュガーデンなどがあって、草木に興味のうすいワタクシでさえも楽しめました。千葉県在住の方、GWにいかがですかね。駐車場はそれなり大きいですが、GWピーク時は混むのかな~。
これが、つつじ林です。
蓮の花です。ありがたい気分。モネの「睡蓮」は嫌いだが、ホンモノは良いです。
お寺の境内に咲く美しい牡丹。シャクヤク、って言うんでしたっけ?(よく分かってない)
どこにでもあるマツバソウの花ですが、この美しさ。花弁にのっかているバッタさんが幸せそう。
と、「竹」ではじまった地味な雰囲気を、強引に明るい方向へ変え、つじつま合わせた満足感とともに、今日はお終いっ。チャオー。
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