自宅裏の、じゅん菜池緑地でキノコ探索した、マタンゴ的な灼熱の日。 [きのこ]
今日(2011年8月11日)から、夏休み。7連休!けっこう長いね。
後半、ちょろりと用事ありますが、基本、な~んの予定もない私。なんと寂しいことでしょう。遊んでくれる友人もいないのよね、オレ・・・って軽くすねてみる、小学生じゃあるまいしぃ。
連休初日。屋外は35℃を超える猛暑です。シネコンで上映中の映画はほとんどが「お子様向け」で見る気が起きず、つまり出かける理由が無い。家の者は仕事で不在、私はひとり自宅で高校野球第一試合をTV観戦。それからオーディオ部屋へ移動して、小沢征爾指揮マーラー交響曲2番「復活」を大音量で聴き満足。続いて轟音ロック、モーターヘッドのレミーのダミ声熱唱に合わせて踊りながらビールを飲む、パラダイス・ライフですなあ。
いい塩梅に酒がまわり、オジー・オズボーンのトンチキな歌を聴きたくなった昼頃・・・突然ある事を思い出し、いかん!とデジカメ片手に炎天下へ飛び出した私であります。
昨日、自宅裏「じゅん菜池緑地」で、キノコを発見したのでした。そのときは通勤途中で観察する時間もなく「休みに入ったら、思う存分キノコ調査するぞ!」と心に誓っていたのです。その「誓い」を酒飲んであっけなく忘れてたというわけ・・・低いモチベーションですいません。
自慢じゃないが、私はキノコに興味津々の男、であります(日本語変?)。
キノコの名前は知らないし、食・毒の区別もつきませんが、あの「造形」が単純に好きなのであります。葉も花もなく、円筒形の茎(というのか?)の上に、ひらべったい傘が載る、他の草木にないユニークさ。気配すらなかった地面に、ある日突然、ぼーんと生えてくる、なんという唐突で不気味なヤツなのか。
私のキノコ愛は別の機会に語るとして、「じゅん菜池緑地」へ行ってみましょう!家から歩いて1分たらず。夏になって、緑地というより森林状態です。暗い地面にじ~っと目をこらしていると・・・あったばい!
これは、毒キノコ間違いなし(断言)。私でも知っています。いわゆる「テングタケ」というやつ。茶色くて白いツブツブ。可愛いけど侮ってはいけませんなー。こやつ(↓)はテングタケの傘が開いた状態でしょう。傘の直径約10センチ。
ちょっと肉厚、クッキーっぽいキノコ2個。斜面に生えていて茎が良く見えません。
これは「よくありがち」なキノコ群。誰にも顧みられずひっそり枯れるイメージですね。
こちらは(↓)、可もなく不可もない、といった無難人生的キノコ(?)であります。
キノコ探しから20分が経ちました。そして、ついにでたぁーーーっ!大物です。「うわー」と声が出ましたね。傘の直径20センチ!それもすごいけど見てください、傘の厚みを。誰かが捨てたピロシキ(パンです)かあ?というくらい。食用なら、傘を分厚く切り分けステーキに出来ますね。おお、感動!
キノコを探していると、他にも見つかるものがあります。ベタですが、セミの抜け殻は探す手間もないほど、あちこちにおりますね。
これは死んだカブトムシさん。
道端で調査していると、向こうから黒い何かが近づいてくる・・・。
黒猫であります。
妙にひとなつっこく、キノコ調査中の私ににゃーにゃーと絡んできます。そうか、お前も「キノコ好き」なんだね、と、しばらくネコと戯れ・・・
うーん、あまりの暑さに耐えられず、30分程度の調査でしたが、我が家の裏手にこんな「キノコ天国」があったことを再認識し、ネコと遊ぶこともでき、ふふふ、休み中にまた来るもんね、と笑みがこぼれた8月11日であります。なんとなく「孤独なおっさん」という感じもあるが・・・ま、いいか、ちゃんちゃん!
ども!キノコ結構出ていますよね。秋にかけて今からキノコ眼を養っておくのは大変良いことです。反応性を高くすれば、もっともっと色々なめくるめくキノコの世界に出会うことが出来ます~。キノコはなかなか写真だけでは分かりませんが、冒頭は仰る通りテングタケですね。出たての頃が可愛いです。傘の裏がスポンジ状のキノコは「イグチ」の仲間です。猪口ですね。この多数の孔は管孔といいますよん。
秋になればキノコ狩り。。。フクイチの影響が懸念されますが...
by azm (2011-08-13 09:32)
To azm様、コメントありがとうございます。
そうですね~今からキノコ目を養って、本格的な季節にはじゃんじゃん発見したいものです。
キノコの「食」「毒」判別は難しいですよねえ。ということで自分で見つけたキノコは絶対に食べないぞ!と妙な決意をするワタクシであります。
毒キノコよりも怖いのは、食べたら「マタンゴ」になっちゃうアレですね。ああ、怖い怖い。
by 門前トラビス (2011-08-14 06:46)
ども!ピロシキみたいな奴はもしかするとヤマドリタケモドキ。ヨーロッパで採れるヤマドリタケすなわちポルチーニの仲間です。十分に美味しいキノコです。余り大きくなったものは大抵虫さんが先に召し上がっていますが・・・
by azm (2011-08-14 23:24)
To azm様、コメントありがとうございます。
たしかにピロシキ・・・じゃなく、巨大キノコを発見したときに、彼(キノコのこと)が発した「オレは断固、毒キノコじゃないっ!」という魂の叫びが聞こえた気がします。
発見時点では、それほどの傷みもなく、堂々たる存在感を放っていましたが、そのように美味しいキノコとすれば、たぶん虫さんに食べられたか、そうでなければ近所のオジサンが刈り取ってしまったことでしょう。
うーん、キノコ道、奥深し!ですね。
by 門前トラビス (2011-08-15 15:16)