これぞ関西仕事? いい感じの神戸のポスター。 [街の風景]
2011年2月。
先週木曜は神戸出張。関西での仕事のたびに遭遇する、街を彩る関西風の小ネタには毎回、嬉しくなります。住んでおられる方は気づきもしないでしょうけど、部外者?の私は「お、そう来たか」と感心することしきり。
ちょっと違う話だけど関西と関東の文化に違いを感じるといえば、駅や空港のエスカレータですね。先を急ぐひとが歩いて昇れるよう、立った人はエスカレータ段上で左右どちらかに寄ります。このさい関西では「右側に立ち、左側を空ける」。それ以外の地域(北海道、東京、名古屋、九州)では「左側に立ち、右側を空ける」。大阪で良く見かける風景は、ローカル・ルールを知らない(たぶん)東京者が一人だけエスカレータ段上で左側に立ち、通路をふさいで大ひんしゅく・・・ははは。私くらいのベテラン出張者?はピピッと頭を切り替え、ごく自然にエスカレータで立ち位置を替える(妙な日本語だ・・・)のであります。
食文化の違いはさらに奥が深くネタの宝庫ですが、ハナシが長くなるのでまたの機会にしましょう。
さて、私が「関西仕事」(意味が違うか)として注目するのは、街を彩る看板やポスターです。芸風というかノリというか、関西風で嬉しくなっちゃう。面白味のない東京物件と違って、方言やお笑いネタをうま~く取り入れているのですね。
今は無いかもしれませんが、大阪の難波か本町駅ホームにあったポスターのコピー「笑って見過ごせ、最終電車。」が好きでしたね。これ、カプセルホテルのポスターです。最終電車に乗り遅れて、家に帰れなくなっても余裕しゃくしゃくや(無理やり関西弁?)と言いたいのか。とはいえ最終電車を笑って見過ごせるような剛毅な人間が、それほどいるだろうか。
では最近ゲットした「物件」をご紹介しましょう。いずれも神戸にて。
神戸市営地下鉄のポスター。まんま関西弁シリーズです。工夫はないけどネイティブ言語を前面に押し出すストレートさが真骨頂?ちなみに、ワタクシの観察によれば九州にも地元方言をアプライしたポスターは多いですね。
畳みかけるようなしつこさが重要?悪質詐欺ではないよね?
有名な観音屋さんのチーズケーキ。昨年撮った物件。テレビ番組のタイトルにもなっていた「すべらない」という語を、なんのてらいもなく活用している!私は観音屋さんのチーズケーキが大好きなんですけど、この宣伝コピーを見ると、かえってキワモノっぽく感じてしまう・・・逆効果ではないか?
ということで、今日も関西には、文字通り「関西物件」が続々と生まれていることでありましょう。そんな目で街を眺めると新たな発見に事欠きませんよん。てなわけで、神戸から撤収!
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