スピーカー試聴会(その2)。知ったかぶりして自爆!それも良し! [オーディオ、楽器]

引き続き、極私的オーディオ試聴会(at自宅)の報告であります。

昼食パスタ(150g/人)を平らげた青兄さんと私はリスニングルーム・・・ならぬ、我が家の寝室で小型スピーカーの試聴開始です。この部屋、エアコンが無いのでじっとり暑いっ・・・しかし、オーディオ道を極めるため(?)この程度の暑さはガマンガマン。

壁に取り付けてあるのがモニターオーディオ社のラディウス。本棚に載っているのが、これまで使っていたタンノイ。プリメインアンプの切替スイッチで、スピーカーを選択して「聴き比べ」しようという作戦です。 

パスタ8.jpg

青兄さんは、ご持参CDで女声ジャズボーカル、ビバルディ、モーツアルト(交響曲29番)などを矢継ぎばやに試聴されます。いやあ、音の抜けが良いですね、ラディウスは。

違った曲をどんどんかけたいですが、聴き始めると、つい、そのまま聴き続けてしまいます。文字通り「音が楽しい」と音楽に気持が入っていくんですね。

私はホームグラウンドの利を活かし(?)、80年代アイドルを手始めに、ジェームス・テイラー(ボーカル)、ベン・フォールズ(ピアノとボーカル)、ブラームスの室内楽曲、ムソルグスキー「展覧会の絵」(オーケストラ版)、ショスタコーヴィッチの交響曲5番の最終楽章、ジャズはキャロル・スローンの歌声、なぜか来生たかお、山形交響楽団のモーツアルト(31番)、ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)のパガニーニ・・・と、聴きまくり。

店頭試聴の印象どおり、ジャンルによらず歯切れの良い、ブリリアントな音がバンバン前面に出てきます。個人の好みですから、他のスピーカーより断然良い、とは申しませんが、ラディウスには「面白く聴かせる力」「耳を惹きつける力」があり、実に魅力的です。

試しにタンノイのスピーカーに切り替えてみると、おぉ?中域重視の柔らかな音は全然アリですが、こじんまり音楽がまとまる印象です・・・タンノイは寝る時のBGMに良いかも。

それでは、この日の「恥かいた事件」をご紹介しましょう。

CHANDOSのCDボックスセットの1枚、未聴のグラズノフの声楽曲をかけたのです。このCDは素晴らしかった!青兄さんも「なんと良い曲だ。素晴らしい。気分によっては泣いてしまいますなあ」と絶賛です。

私も初めて聴いたのですが、ほめられて鼻高々、「グラズノフは良いでしょう~。哀愁のメロディが最高なんですよねえ~」と調子に乗ってしまったのでした。

で事件は起きたのです。CDジャケをよく見ると・・・・

あれ?

およよ?

作曲者の名前、GRECHANINOVとなっています。 

パスタ7.jpg

どうみても、このスペルはグラズノフじゃない。

良く分からんけど「グレチャニノフ」だよ、この名前。

うひゃーー、グラズノフとは別人か!赤っ恥じゃん~~。

今日の教訓=知ったかぶりは自爆する!

皆様も気をつけましょう。後日、グレチャニノフさんをググってみたら、ロシアの作曲家だそうです。グラズノフとも時代は近いそうです。何かの縁と思い、昨日、銀座山野楽器でグレチャニノフの声楽曲CDを購入しました。内容は良いですが、またしてもCDジャケに衝撃が!(おおげさ?)

作曲家の名前(スペル)がGRETCHANINOV。

グラチャニノフ.jpg

なぜか名前に「T」の文字が・・・。スペルが違うんじゃない?

GRECHANINOVなのか、GRETCHANINOVなのか?うむむ、謎の多い作曲家だな~~。

すいません、脇道に逸れ過ぎですね、話を戻しましょう。

6時間ほどスピーカーを聴きまくった青兄さんと私、すっかり満足して、近所のボーリング場へ移動します。4ゲーム投げ、締めは浦安駅近くの海鮮「うらやす」で寿司を食いました。

食って、CD聴いて、ボーリングして、また食って・・・なんともユルイ、ステキな1日でありました。

パスタ5.jpg

私は江戸前っぽく、「づけにぎり」であります。美味かった~~。 

パスタ6.jpg

ラディウスは期待以上で、すっかり満足。良いスピーカーです。これからが楽しみです。青兄さん、遠くまでご足労いただき、試聴会にお付き合いいただきありがとうございました!


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コメント 8

Cecilia

知ったかぶりで自爆!
門前トラビスさんでもそういうことがあるのですね。
ほっとしました。
でも似ていますよね~。

青兄さん、よくお見かけするのでお知り合いになってような気分です。(笑)
by Cecilia (2010-07-12 14:36) 

門前トラビス

To Cecilia様、コメントありがとうございます~。
そおなんです!似ているんですよね。
グラズノフと、グレチャニノフ・・・もうロシア人の名前は、〇〇〇ノフとか、〇〇〇コフとか、〇〇〇ビッチ、とか、そこからして同じに感じちゃいますし。

だからといって「知ったかぶり」はよくない!ですね。私などはこの手の失敗はしょっちゅうであります。
今回は「思いっきり勘違い」「迂闊」も加わって、お寒い限りです。

グレチャニノフの声楽曲(宗教曲)は、臆面ない「美メロ」連発でして、合唱をやっておられる方なら食いつけそうです。伴奏なしの合唱は、コンサートに取り上げても面白いかもしれません。
素晴らしい作曲家を発見したなあ、と勘違いを前向きにとらえている私です。

青兄さん、すっかり知り合いになった気分ですね?青兄さんのブログ(以下アドレス)もぜひチェックくださいませ~~。

http://blog.zaq.ne.jp/aoani/

by 門前トラビス (2010-07-12 23:13) 

F30

おはようございます。
私も”知ったかぶり”になりますが、A・グレチャニノフは、声楽曲だけでなくピアノ曲、室内楽曲、交響曲とけっこう多作な方ですよね。作風はカリンニコフのように、ロシアのローカル色がつよく、時代遅れと感じる方もおられるでしょう。世界的な評価は低いかもしれません。
お名前のスペル問題ですが、ロシア語表記を、単純にアルファベットで置き換えることが出来ないためでは?と思います。
たとえば日本人の名前「大田」は、OTA、OOTA、OHTA、どれも間違いではありません。
グレチャニノフも表音と表記の差に思います。

浦安のお寿司は美味しそうですね。
ディズニーランドに行った時には食べなくては(笑)
by F30 (2010-07-13 05:40) 

門前トラビス

To F30様、適確なコメント、ありがとうございます。
なるほど、ロシア文字だと、そのままアルファベットに当てはめられないのかもしれませんね。
私も、グレチャニノフの作品をチェックしてみたのですが、ナクソスや、マルコポーロレーベルから、けっこう沢山の録音が出ていて、ちょっと驚いている次第です。
ヒョウタンから駒ではありませんが、私にとって未知のグレチャニノフさんに食いついている私です。
銀座山野楽器のクラシックCDコーナーには、残念ながら私が購入した1枚しかありませんでした。
amazonで買うしかないか・・・調子にのって買いすぎないようにしなくては。
あと、海鮮「うらやす」の寿司は普通に美味しいですよ。ディズニーランドはJR舞浜駅のほうなので、ちょっと遠いですね。

by 門前トラビス (2010-07-14 23:06) 

ピアノフォルテ

青兄様、お顔が濃いですね~・・・
でもお人柄が良さそうで、仲良しなのがすごくわかりました。
今度はお寿司ですか!!!
これまたおいしそうです。
by ピアノフォルテ (2010-07-27 21:24) 

門前トラビス

To ピアノフォルテ様、コメントありがとうございます。
おお、青兄様が人気でありますな~~。よかったよかった。
そうなんです。パスタの後は「寿司」・・・節操無き日本人、ここにあり!のわれわれなのです。
巷で、肉食系とか草食系というレッテルが良くつかわれますが、われわれは、(意味違うけど)なんでも食う「雑食系」といったところでしょうか。このネーミング、ちょっと犬っぽいですね。

でも青兄様は、実は「しいたけ」が苦手、なのであります!
ふふふのふ。
by 門前トラビス (2010-07-28 06:20) 

青兄

そうなんです、こい~ぃ顔なんです。

以前似顔絵を描いてもらった時、顔の輪郭と極太の眉毛2本、そしてまん丸の目を書き込んだだけの作品を作ってくれた人がいました。誰に見せても直ぐに私と分かってくれました。

今は残念ながら流行らない、所謂”ソース顔”。いつか雑食系の時代が到来する事をひたすら待っております。
by 青兄 (2010-07-28 09:49) 

門前トラビス

To 青兄様、ピアノフォルテ様、いやあ、こい~顔ネタでガンガンきましたね~~。
青兄様のその似顔絵、完全に、抽象画ですーーー。
雑食系の時代はすぐそこまで来ております。
大丈夫でしょう!
by 門前トラビス (2010-07-28 23:04) 

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