イタリア料理店なのに、店名が「ニューヨーク」とはこれいかに？と悩む品川の夜。

東京三田の職場から南へ向かって、しばらく歩くと、そこは品川。

品川には東海道新幹線の駅があるうえ、巨大ホテル（品川プリンス、高輪プリンス）が林立し、観光客やビジネスマンがわんさといます。ですから、夜の雑踏はけっこうすごい。

ところが！これだけ人が多いにもかかわらず、食事や酒を楽しめる「美味しいお店」がほとんど無いのが不思議。いや、むしろ「不味い店」ばかりです。そのうえ意味不明に値段が高かったり、店員がエラそーだったりと、地雷原のような街といえましょう。（観光客や、出張で来たビジネスマンからぼったくるつもりとしか思えない・・・）

たとえば品川駅の港南口側にある、某焼酎専門店。焼酎（普通の銘柄）をオーダーしたら、グラスの１／５の微量焼酎で価格７００円ときた。ギャッ！ま、金額はしかたないとしても、店員がなにを勘違いしているのか実にエラそーーーで不愉快きわまりない。この店、絶対つぶれるぞ。若造店員の不遜すぎる態度に、大人気なく喧嘩して、二度とその店に近づいてません（たぶん、今頃はつぶれているでしょうけどネ）。

”嫌な店”なら、即座に１０店舗が思い浮かぶ「東京の暗黒街」たる品川ですが、数少ないながら”美味しいお店”もあるのです。

品川プリンスホテル、ノースタワー１７階のカジュアルイタリアン「ニューヨーク」が、それです。

イタリアンなのに店名が「ニューヨーク」・・・理由は分かりません。

ホテルの高層階の店というと、「値段が高いのに不味い」か「美味いが値段が高すぎる」という、スッキリしないパターンが多いですが、このお店、東京にしては、誠にリーズナブルなお値段なんですね。

そして店内が広々としていて気持ちよく、予約無しでも、ほぼ確実に座ることができます。残念ながら、窓からの風景は、殺伐としたビル群ゆえ、眺めを楽しむにはお勧めはしませんが、それもささいな事と許せます。

料理が、品川とは思えない美味しさだから！

そのうえ、店員さんたちが親切で気さくで、前出の焼酎屋のような嫌な気持ちに、絶対になりません。客席フロアを仕切る石井さんはイケメンの愉快な方。内山さんは絶妙の受け答えが見事な美人であります。

さて数日前、品川を通る用事があり、一緒にいた同僚N氏と「ニューヨーク」を訪問しました。野郎二人で、イタリアンも微妙ではあるが・・・・・

”食う量”にかけてはモンスターのN氏ゆえ、ワイン片手に、パスタに、ピザに、魚介に、肉に、チーズに・・・・おお、私もつられて（？）食ったあ食ったあ。

これは「ホタテの網焼き」と「牛肉ハンバーグ」であります。

料理の美味しさを、N氏の笑顔（下写真）でご確認ください！

写真は載せませんが、「いかすみパスタ」も美味でしたねえ！

以上、品川には貴重な（希少な）美味しいお店、「ニューヨーク」のご紹介でありました。Nさん、また品川に行きましょう！ただし、次回は品川らしく「不味い店」でね、ふふふのふ！（なんというマゾ趣味だあ～～）

ちなみに、私が個人的に「品川の最も不味い店」にランキングしていた「焼肉　し●く」（一字伏字にしています）は閉店になったとのこと。そうかあ、世の中に「正義」は失われていなかったのね。それ聞いて、ほっとした私です。