ジャニス・ジョプリンを久しぶりに聴いて、感涙にむせんだ日。 [ジャズ、ロック、ポップス]

2019年6月。

先週は、某学会の講演論文の締め切り(6月4日)があって、多少バタバタしましたが、大きな波乱もなく無事に原稿を完成して、投稿手続きを終えました。解析だのデータ整理だのと普段使わないアタマを酷使したせいか、ボヤーッとしてしまい、4日に行った根津の串揚店「はん亭」では、たいして酒も呑んでいないのにグテングテンになる始末。歳をとって酒が弱くなっただけとも言えますが、トホホ。。。

・・・というハナシを今日はしたいわけではなかった。

ここ数日、70~80年代に活躍したアーチストの楽曲にはまっているというハナシ。昔懐かしいディスクを棚から引っ張り出して聴きまくったのです。もちろん初出LPではなく、再発CDや、ベストアルバム(CD)ですけどね(当たり前か)。

まず聴き始めたのは、Chicagoの初期アルバム・ボックスセット(10枚組、輸入盤)。1969年の「Ⅰ」から、1978年の「Hot Street」までがセットになっています。当物件で、てこずった点といえば「どのアルバムが、何年発売の何枚目のアルバムかが分からない」ことです。ほら、彼らのアルバムってジャケットにChicagoのロゴがドーンと書かれているだけで番号表記がないでしょう。1969年の「Transit Anthority」や、名曲「25 OR 6 TO 4 (邦題:長い夜)」が収録されている「Ⅱ」(1970年)、ロゴ無しの「Hot Street」は認識できるとしても、まずは10枚のアルバムに、ポストイットで発売年を貼り付けました。なんじゃあ、この手間は。

CHICAGO02.jpg
整理した年代順に、10枚を聴きとおしましたが、結論として、やはりアルバム「Chicago Ⅱ」が素晴らしいと思いましたね。冒頭の「Movin'In」の野太いテリー・キャスの声にブルッと震えます。彼ほどのシンガーが、銃の暴発事故で死ぬとはなあ・・・。その話は良いとして、「Ⅱ」はバンドのグルーヴが最高です。そして楽器隊、とくにブラスの上手さときたら涙もの。たまらんわなあ。。

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この勢いで、次のアーチストに行ってみよう!てなわけで、ここからは脈絡なく列記します。Chicagoの10枚を聴きとおすのに10時間以上要した都合、以降は効率重視でベスト・アルバム中心になっていくのでした。

① The Doors のベストアルバム: Riders on the storm、で気分はもうダウナーですなあ。ジム・モリソンさんって、意外に歌い方はフツーだったのねえ、と妙なことに感心。。。

② Cheap Trick のベストアルバム: これは懐かしい。20年以上(30年?)聴いてなかった曲ばかりだもん。I want You to want me、とか、The Flame、とか往時のヒット曲は、懐かしさも手伝って素直に感動です。

③ Genesis のベストアルバム: 正直、ソロになったフィル・コリンズさんの曲のほうが好みなんですが、Paperlateはワタクシの大のお気に入りであります。

④ Boz Sccagsのベストアルバム: 多くの日本人が、We are all alone、を愛しているのでしょうけど(私も嫌いではないですが)、白眉は、Slow Dancer、の熱唱ではないですかね。そして渋めに、Harbar Light、だなあ、私は。

ここで、Eagles を聴こうと手にとったのは不覚にも(?)、1stから、The Long Run、までまとめた6枚組ボックセット。あちゃーー、これまた時間がかかるわあ。名盤「Hotel California」はもちろん聴きましたが、ワタクシのお気に入りアルバムは、なんたって「One of These Nights(邦題: 呪われた夜)」です。いっぽう好きな曲といえば、ベタですが、2ndアルバムのタイトル曲でもある、Desperado、なのであります。ちゃんちゃん。

と、どめどなく続きそうな極私的ネタですが、この大物アーチストで最後です。

ジャニス・ジョプリンさん、であります。

そう、1970年に27歳で亡くなった天才女性シンガーです。あれだけ凄い才能を知ってしまうと、ワタクシだけかもしれないが、「ビートルズがナンボのもんじゃ」と思ってしまう。エラソーに言うのもナンですけど、ジャニスさんや、前出したChicago、レッド・ツエッペリン、といったブルーズ基調の音楽を、日本人はあまり好まない、ってことすかね。。。

不肖ワタクシは、ジャニス・ジョプリンさんの名歌唱を聴いて、本日、泣いたのであります。Summer Time、Me and Bobby McGee、Ball and Chain・・・なんと感動的なのか。言葉がないです。泣くしかないです。

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50年前に死んだシンガーの話だろうが、このボケオヤジ!とワタクシをバカにする者たちよ。これを聴いて、ココロが震えないのか!名曲「Cry Baby」を熱唱するジャニス・ジョプリンさんのお姿を見よ!


というわけで、金・土・日と、70~80年代の曲を聴きまくったサイコーの三日間でございました。涙腺が弱くなったせいか、けっこう泣きましたな。ちなみに気分を変えるため、ときどき日本の歌手のアルバムも交えましたが、ちあきなおみさんと、テレサ・テンさんが良かったです。・・・あれれ、さらに、話がまとまらないですね。失礼しました。ちゃんちゃん。


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かぁ

ジャニスよかですねぇ(イアンじゃない。)
私も9日の日曜日ニョーボの買い物を待っているあいだベンチに腰掛け「Piece of My Heart」や「Me and Bobby McGee」を聴いとりました。流石に涙はでませんでしたが、うるっときますね。
あっ、そいえば土曜日は八代亜紀が歌う「喝采」にもほろっときてしまった。では、では。
by かぁ (2019-06-14 08:57) 

門前トラビス

To かぁ様、コメントありがとうございます。
いやあ本当にジャニスさんの「Love is blind」は良い曲ですよね~って、だからあ、「イアンじゃないって!」とワタクシも、かぁ様にのってボケてみました・・・話をややこしくしてスイマセン。
八代亜紀さんの歌う「喝采」は見落としで残念の極みです。ワタクシは、うるっというより、またぞろ感涙ですね。
by 門前トラビス (2019-06-15 06:20) 

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