秘書検定3級の受験はエキサイティングでした~~ [資格・検定]

今年の、私の個人的ブームは「仕事と関係ない、資格・検定への挑戦」です。

前回「危険物取扱い丙種」資格を取得しましたが、勢いそのままに、本日の挑戦は、

秘書検定3級でございます!サラリーマン生活23年目の今、なぜ秘書検定を?・・・と疑問を持ってはいけない。あくなき自分への挑戦なのです!(おおげさ?)

有名な某登山家いわく「なぜ秘書検定を受けるのか?そこに秘書検定があるから」 、すなわち「Because There are there」・・・なんのこっちゃ。。。

hisyo1.jpgやるからには合格を目指さねばなりません。古本屋で買った500円の参考書(せこい・・・)で、昨晩、文字通り「一夜漬け勉強」を敢行した私。ふふふ!ばっちりだぜい!

話があっちこっちへ行って恐縮ですが、秘書検定の受験者の大半は女性だと聞いておりました。男性はもしかして私だけか?と、ちょいドキドキ(ワクワク?)しながら高田馬場の試験会場へ向かったのであります。

あいにく、本日の東京は大雨でした。

遅刻で不戦敗しないよう早めに家を出たところ、受付1時間も前に会場に到着。早すぎだ!しかたなく、時間をつぶすべく、大雨の中、神田川を渡った先の古本屋ブックオフに入ったのです。が、そこに、なんと、ボルヘスの名著「幻獣辞典」、 スェーデンボルグの霊界日記、それに「地球空洞説」のマニアック&ギミック本が並んでいるではないか!感激し、もちろん、すべて購入です。

まさに、早起きは一文の得、試験会場には早めに行くものですね~と、感慨深くなったところで、さて帰るか・・・って、何しに高田馬場まで来たんだよ!

余計なボケはおいといて、秘書検定3級受験に話を戻します。受験生は総勢300人はいたようです。私が試験を受けた教室は60人ほど。ざっと見まわすと、たしかに女性ばっかり・・・・男性は、私を含めたったの3人です。

つまり、受験者の95%が女性なんですねえ。それも、10代か20代のYoung Girlばかり。「女の園」「アマゾネス」にまぎれこんだ不思議体験でした~。

さて、12:10になり、試験開始の合図とともに、問題用紙を開きます。

おりゃあ?1問目からわからないぞ・・・一夜漬けで勉強したのに!やはり、古本屋で参考書を買ったのが失敗だったか?気を取り直し、2問目!「入社してすぐ覚えること」・・・・ん?選択問題なのに、選択肢にしっくりくる回答がないぞ。

ってな具合に、以降も「これが正解だ!」と腑に落ちる選択肢を見いだせないまま、次々にマークシートを塗っていくワタクシであります。(ちなみに、正解はいまだに不明・・・)

では、ここで皆様に問題です(今日の試験問題です)

問題 : ふた付きの茶わんでお茶を出された時、取ったふたはどのように置くのが良いか、以下の中から適当なものを選びなさい。(下図から選ぶ)

hisyo2.jpg

あはは、会社生活22年で、「茶わんのふた」なんて気にしたこともなかったなあ。(1)は違うよなあ・・・だってふたが邪魔だもの。私なら(4)のように置くけど、意外と正解は(2)だったりして?

さて、次の問題です!(これも、今日の試験問題)

問題: 秘書A子は、取引先を招待して行う新製品発表会で、受付を担当することになった。新製品発表会は、はなやかな場であることから、A子は次のように化粧や服飾を考えた。中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。

1)洋服は明るい色のスーツが良いのではないか

2)口紅は普段より明るい色にした方がよいのではないか

3)マニキュアは口紅と同系の薄い色のものがよいのではないか

4)髪は接客の邪魔にならないよう、まとめたほうがよいのではないか

5)靴は動きやすいように、かかとの低い履きなれたものがよいのではないか

おお、化粧や服飾ときましたか!うむむ、これは男性受験者には微妙な設問だ!正直、どの選択肢もOKじゃあないの、っていうか「A子さん、あなたのお好きにしてけっこうです!」と言いたくなっちゃうけど・・・それじゃ、試験問題として成立しないぞ!ってことですね。

万事がこの調子。当たり前ですが、どの設問も「女性」の秘書をイメージしているんですよねえ。A子、B子、C子・・・。今後は是非とも男性秘書X夫にまつわる問題も作ってほしい。X夫には新製品発表会に、「スネ毛は剃ったほうがよいか」「鼻ピアスははずしたほうがよいか」「髪型はパンチパーマでよいか」を悩ませてほしいものです。

さて試験の合格発表は7月の中旬。合格ラインは、「理論」の31問(選択問題)を60%以上正解し、「実技」の4問(記述式)を60%以上正解となっています。

正直、今回の受験は、手ごたえ以前の「?」状態で、合否については、なんとも言い難し。ここが「趣味の受験」のお気楽なところで、合格かもしれないし、不合格かもしれないね、てなユルイ気分で発表を楽しみに待つことにいたしましょう。

それよりも、気になる当面のテーマは茶わんのふたですねえ。


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コメント 7

azm

試験、お疲れさまというか、お楽しみ様でした。
私としては、冒頭のボルヘスの名著「幻獣辞典」、 スェーデンボルグの霊界日記、それに「地球空洞説」に魅かれるところ大ですが....
さて、茶碗の蓋ですが、相方Kが次のように一蹴しておりました。4にきまってるじゃん。まず、つゆが垂れるので、2,3,5はなし。手前におけば邪魔だから1はなし。との解説でした。・・・・果たして正解は?!
しかし、この検定も、同元が潤うだけのような気もいたしますね。

by azm (2009-06-22 00:14) 

Cecilia

お疲れ様でした~!
とても楽しませていただきました。(笑)
お茶の蓋・・・わかりません!
2か3のような気がします。
スェーデンボルグって新興宗教みたいなやつですよね?
実は私は新興宗教ウォッチャーだったりして・・・。(笑)

by Cecilia (2009-06-22 00:19) 

門前トラビス

To azm様、コメント、ありがとーですーー。
いやはー、やっぱり、本のほうに食いつかれましたか!

スェーデンボルグの「霊界日記」は最高ですよ。丹波哲郎さんの師匠格、といったところでしょうねえ。
もう寂しいからって、天使は見るわ、悪魔は見るわ、お話までしちゃうとなると、フツーに考えると「キ〇ガイ」以外の何者でもない・・・・今なら、単なる「ボケ老人」なんですけどねえ~。

地球空洞説はオリジナルの名著ではないのです。以前、持っていたのに古本屋にうっぱらってしまった・・・悔いが残ります。
今回買った本は、「地球が空洞になっている」ことを証明しようとする理系な本ではなく、もう空洞になっているのは前提。
あとは地底人との交信とか、48万年生きている身長4.6mの長老のお話・・・すでに、われわれには手の届かない「ステージ」に登りつめておられるようです。これも近いうちブログに書きますね。
(電車の中で読んでいたら、可笑しくて可笑しくて身もだえしました)

さて、「茶わんのふた」。

正解は順当に(4)でしょうね。ご指摘のとおりでしょう。
しかし、あえて(1)で行きたいですね。茶を、少しづつ、「ふたに移して」飲む・・・なんのためだ?
by 門前トラビス (2009-06-23 00:32) 

門前トラビス

To Cecilia様、コメント&nice、ありがとうございます!
スエーデンボルグ、一般には(世間的には)、「歴史上最大の幻視者」なんて言われていますが、どう考えても、ただのボケおやじじゃないか・・・いえいえ、私は、彼の膨大な著作を全く読んでいないので、そう思うのでしょう。

しっかり著作を読めば・・・・やっぱりボケ老人だろうなあ。。

新興宗教ではないのですが、ある意味、新興宗教以上にラジカル、ともいえますね~。Cecilia様なら、絶対に食いつけます!

やはり、この件は、ブログ記事でとりあげざるをえませんね~。お楽しみに!!
by 門前トラビス (2009-06-23 00:37) 

Seneca

「セネカ 現代人への手紙」を探していて,こちらのブログで記事を拝見しました。今も2冊お持ちでしょうか。もし可能であれば,2500円ぐらいで1冊ゆずっていただけないでしょうか。アマゾンほかではかなり高額な値段がついているため,手が出ません。秘書検定のコメントと全く関係なくて申し訳ありません。
by Seneca (2009-06-24 00:39) 

Kelly

茶碗のふたの回答、気になりますね♪

多分、正解は「(3)」でしょう。

しずくが垂れるので、私としても(4)といきたいところですが。

実は、右手でふたを持ち、左手を添え、ふたを茶碗の淵につけたまま90度ほど回転させながら、しずくを茶碗の中に落とします。
そして、そのまま右の茶卓にそっと伏せます。

というのが、作法と言うのでしょうね。
そんなことする人、見たことありませんが…。(昔はいたんでしょうか?)

秘書検定、以前私も受けてみようと思ったことがあるのですが、トラビスさんのおっしゃるとおり、問題と選択肢の組み合わせがあまりにも限られていて、「この中に回答はない!」と思わせるような内容ばかりだし、問題自体が変だったりするので、バカバカしくなってやめてしまったことがあります。(笑)

だいたい今時、ちゃんとしたお茶を出してくれる会社なんて皆無に近いのが現実ですし。

秘書検定の内容って、中小企業のオーナー会社のオーナー秘書の内容かと思わせるものや、大企業の部長秘書の立場だったり…って、ばらばらですよね?!

実際の仕事を知らない人が、想像して問題を作っているとしか思えませんでした。

それだったら、タイプ打ちの正確さと速さを検定したり、ビジネス文書や敬語やビジネス用語を試験した方が、ずっと意味あるものだと感じた過去がございます。(笑)
by Kelly (2009-06-24 21:44) 

門前トラビス

To Kelly様、おー、たしかに設問のようにきちんと「ふた付き」のお茶など最近出てきませんしね。熱い緑茶も、紙コップの時代ですから。

秘書検定の考えの根底にあるのは「相手への気配り」と「礼節」の精神なのでしょうけど、設問をみていくと、どうも、秘書というものは上司に逆らわず、気持ちよく仕事をしていただけるよう”滅私奉公”しなさいね、というニュアンスを感じます。

まあ、目上や上司を敬うのは当然ですが、私が上司の立場だったら、頼みごとをするたびに「かしこまりました。」と言われるのもなあ。
まあ、この種の検定ですので、「きちんとした型」を教えるのは当然ですが、個人的には、上司のキャラに合わせフレキシブルに対応する能力が求められる、と思うのですがね。

あと、女性秘書であれば、「上司のセクハラ行為を誘発しない方法」とか、「上司からセクハラがあった場合の対応」とか、現実的な設問もあったほうが良いと思いましたね。

どうも、うわっつら、というか、「建前」っぽいのですよね。まあ、ビジネスの世界、秘書も「本音と建前」をよく理解しなさいね、という意味にもとれますが・・・・・

とはいえ資格試験や検定って、受験してみると、なかなかに楽しめます。初めて知る事がらというのは、それだけで「ふ~ん」と感心できるので面白いですね。
この勢いで、ご指摘の「ビジネス文書検定」を受けようとしていたのですが、残念なことに出張と重なってしまい断念!!

うーーん、自分でも何やってんだか、と思いつつ、やめられない~。
by 門前トラビス (2009-06-24 23:53) 

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