2020 東京オリンピック開会式の日!直前の辞任・解任劇から学ぶこと。 [雑感]

2021年7月23日(金)

本日は、2020 東京オリンピックの開会式の日だそう、です。オリンピックに興味が薄いワタクシ、その事実を知ったのは早朝の葛飾区、交差点の信号待ちで見た電光掲示板でした。

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私の感度が低いだけ、ともいえますが、だってほら、昨日、サッカーやソフトボールの予選やってたじゃん。競技の「後」から開会式するなんて、そんな段取り知らんもん・・・と無理やり、話のすそ野を広げてみました。ちゃんちゃん。

さてワタクシとて、出場選手の努力や頑張りを否定するものではありません。コロナ禍のなか、彼らの思いに応える大会が開催されたことは(開催反対の声があるのは承知しておりますが)、素直に素晴らしい、と思うのであります。

TVのワイドショーをチラ見すると、コメンテーターと称する無責任な世間迎合クソ野郎どもが、結果をあげつらっては鬼の首でもとったかのように政府を責める体たらく。受け狙いの政治批判もけっこうですが、他人の落ち度や失敗を、野次馬的に批判することは誰にだって出来るわけです。オリンピックをやる、となったからには腹をくくって、上手くモノゴトが進み、選手も国民も幸せになれる建設的な進言をしてほしいねえ・・・って「彼ら」に無いものねだりしてはいけません。ちゃんちゃん。

6年も前の事ですが、東京オリンピックがらみでワタクシが食いついた過去ネタといえば「エンブレムデザインのパクリ事件」でしたね。佐野さんというデザイナーが辞任しましたっけ。2015年8月の当ブログ記事、われながら良いコト書いとるわ、と自画自賛してリンクを貼り付けます。

「エンブレム事件」のブログ記事はここ→クリック

ここ1週間。大会開催の直前になってまたぞろ辞任・解任劇が続きましたね。

小山田圭吾さんというミュージシャンを今回、初めて知りました。ニュースによると、この方、過去に雑誌インタヴューで「いじめ自慢」をしていたそう。ちなみに「いじめ告白」という報道がありましたが、告白、には「勇気を振り絞って、真実を吐露」というニュアンスがある(と思う)ので使い方、間違ってませんかね。

昔のコトとはいえ、他人をいじめた(それも、けっこう陰湿に)体験を、武勇伝のごとく語った人物がオリンピックに関わって良いのか?となると「アウト判定」も分からんではないです。

私は、イエス様が「ココロにやましいものが一つもない者は、この女に石を投げるがよい」とおっしゃったとき、石を投げられないクチなので、会ったこともなければ利害関係もない小山田さんを批判・非難いたしません。

ただし、この事件から、学ぶこと、は出来ました。

唐突ですが、ワタクシ自宅作業机の、PC脇に2冊の本を置いています。ウイルスチェックなどの待ち時間にパラパラめくる本で、一冊は「地図」、もう一冊が「ラ・ロシュフコー箴言集」。後者の箴言集(しんげんしゅう)には人間の負の側面をえぐる、皮肉で鋭いアフォリズムが並んでいます。

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ネガティヴ事件のツボを突き、ドキッとさせる言葉が見つかるわけです。切れ味のよい箴言を前に、人間ってやつは・・・と感心しちゃうのであります。

小山田さんの辞任引き金になった「いじめ自慢」には、この箴言がぴったりですね。明日は我が身、気を付けねば。ロシュフコーさんの名言:

われわれは、自分が直そうと思わない欠点を、ことさらに自慢の種にしようとする。

ネットで小山田さんを叩く方々には、この箴言ですかね。

もしわれわれに全く欠点がなければ、他人のあらさがしをこれほど楽しむはずはあるまい。

以上、受け売りなんだけど、自分が良い事言ったような気になって、ドヤ顔で今日はお終いっ。

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