小樽市銭函でランチ。海銭亭さんの寿司→大坂屋さんのコーヒーで至福の時を。 [美味しいお店]

2021年1月。

1月最終週は北海道出張。某日の昼に食べた寿司、その後のコーヒーがワタクシに至福の時をもたらした(←無理やりなブンガクテキ表現!)つう話をします。

その日。札幌駅界隈にて午前11時20分。次のシゴトが始まる午後2時まで、半端な空き時間があり、昼飯をどの店でとろうか思案していたワタクシ。こーゆーとき、多くのヒトは札幌駅併設のAPIAとか、JRタワーまたは大丸のレストラン街、など安易な近場へと流れるであろう(決めつけ)。

しかし。

ワタクシは違います。JR札幌駅ホームから「小樽行き。普通電車」に乗車。行先は小樽市銭函(ぜにばこ)です。海を眺めながらのランチでございますな。約30分で銭函駅へ到着。

銭函駅から徒歩1分、向かうは海銭亭(かいせんてい)さん。食べるのは生寿司であります。ドーン。

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「北海道なら、寿司はどこでも美味い(=同じ)でしょ」という思い込みが一部にあるようだが、そうじゃないんだよねえ。仮に、味が同じでも、外食には「雰囲気」が大切なのよ。こちら海銭亭さんは、店内が広々としており、海側壁いっぱいの窓からは日本海が一望でき、自然光が入り込む。つまり開放感が抜群!なのであります。札幌市街の寿司屋で、この気分は絶対に味わえません。

もちろん、寿司も美味いわけで、体がブルブル震えます(寒いわけではない)。

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お店の裏手の日本海、荒波がドドーンと打ち寄せて、ちょっと怖い。

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さて、札幌でのシゴトまで、まだ時間があります。美味い寿司のあとはコーヒーでしょ、つうわけで札幌方面へ歩みを進めます。赤矢印の、こちらの建物をご覧ください(←不動産業者みたいな言い方ですな)。

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正面に回ってみると、どうすか。渋っ!!

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大正時代の石造りの建物を使った喫茶店、大坂屋さん、であります。入口の上にはアート感バリバリの魚オブジェが据えられており、こりゃ只者ではない・・・と思わせます。

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建物外観を仔細にチェックしたいところですが、時間の制約があるので入店いたしましょう。

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店内は当然のようにアンティーク・テイスト。外観に劣らず渋いです。ただし、こうした店舗にありがちな雑然感はなく、調和と平穏に満ちています。店長さんのセンスいや人間性の反映でせう。2階テーブル席に上がると、こじんまりした感じが実に心地よい。

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コーヒーカップも店内にマッチし、コーヒーを一層、味わい深くしてくれます。

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ワタクシの座った席の壁側には、おお、手回しハンドル付きの黒電話!通話はできず(当たり前か)飾りですが、このお店に、黒電話がしっくり合って、浮いた空気がありません。

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受話器を握ってみます。握り部分がちょい細身。昭和生まれ、昭和育ちのワタクシ、平べったいスマホなんぞより、こっちが「本来の電話」って気がしちゃう。さすがにハンドル付きは使った事ないけど。

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以上、小樽市銭函におけるランチ、寿司→コーヒーの黄金リレーでございましたあ。幸せは銭函にあった!ではでは!

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なんちゅう美味いヒレカツ!「とんかつ赤坂 水野」さん(熊本県菊池市)にて。 [美味しいお店]

2021年1月。

グルメ系ではない当方ブログですが、本日は、今年食べた美味いモノ、をドーンと紹介。今年、といっても、2021年は1か月経過したばかりですけどね、本案件にはチョイと感動した故、誇張気味に書きましたあ。

出張先の熊本県で出会った、とんかつ屋さんの「盛合せ定食」です。

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熊本県の菊池市。クルマで熊本空港から20分、菊池市街に入り西原(にしばる)交差点の、一本手前の交差点を左折してすぐ・・・と念入りに説明しても、どなたも分からんでしょうね。すいません。

店名を「とんかつ 赤坂 水野」という。といっても、赤坂さんと水野さんの共同経営ではありません。後で調べたところ、東京の赤坂でとんかつ屋を営んでいたご主人(水野さん)がお店を後進に譲り、ご自分は熊本県菊池市(Uターンですかね)で、こじんまりしたお店を開業・・・という経緯らしい。

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で、前述の「盛合せ定食」であります。ヒレカツ2個、エビフライ一尾、メンチ1個、を並べた最大公約数的・豪華定食です。そのなかでも、ヒレカツに大感動。心底美味かったのであります。豚肉の素材の良さなのか、切り方なのか、下処理なのか、揚げ方の奥義なのか、たぶん、その総合なのでしょう。一口食べて「え?」と思いましたもんね。

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歳のせいもあって、揚げ物好き、とまでは言い難いワタクシ。それゆえか、マスコミが美味い美味いと持ち上げる東京都内の名店のトンカツやヒレカツを食しても「あ、そ、ふーん」程度の薄い感想しか湧かないわけです。もっと言えば、「脂がしつこくてかなわんなあ」とネガティブ感想になることも。

しかし、ここ「とんかつ 赤坂 水野」さんのヒレカツには思わず「美味いなあ~」と声が出ちゃいましたね。肉の味もさることながら、サッパリとした食感、衣と肉のウエルバランス、つまり素材依存だけではないご主人の至芸が、シロウトの私にもビシビシ伝わるわけです。ちなみに盛合せ定食のお値段=1200円。これは安い!・・・金額のハナシはあまりしたくないが、コスパもめちゃ良し、と申し上げたい。

1泊2日の出張でしたので、翌日もこちらのお店に伺いました。今度は「カレー」であります。ドドーン。ヒレカツカレー、ロースカツカレー、メンチカツカレー、など心惹かれる言葉がメニューに並びますけど、ワタクシは、あえてシンプルに「カレーラース」(650円)をチョイス。

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前日の、盛合せ定食に感動し過ぎたせいで、カレーライスさんの分が悪くなりましたけど、ふつうに美味しいカレーであります。ルーは、なめらかでコクがあり、今にして思えば「ヒレカツカレー」にしておくべきだったか、と。後悔先に立たず。。。

以上、1月に出張先の熊本県菊池市でいただいた、とんかつ屋さんの盛合せ定食&カレーライスでございました。以上!

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1月の寒い朝。飼い猫そらは、ぬくぬく三昧・・・。 [家の猫]

2021年1月。

フト気が付けば今年1月も26日。歳をとったせいか、ホント時間が過ぎるのが早いです。今月は現場シゴトで、長崎県→熊本県→北海道、と移動続きで慌ただしかったこともありますが。

さて、我が家の飼い猫そら、であります。あと半年ほどで2歳になります。甘えん坊で人間が大好き。寝ているとき以外はひとの近くに寄ってきてはゴロゴロ、スリスリします。ちょいと、しつこいくらいの絡みっぷり。うーむ私がスポイルしたせいかな・・・ま、可愛いから、いいか。

1月の寒い朝。目覚めの早いジジイ=ワタクシが早朝3時ころトイレにいって部屋に戻ると、うはあ、そらが私の布団にちゃっかり入り込んでおります。

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布団の中、とくに、直前までひとが居た場所は暖かい、と知っているのです。あおむけになって、顔は掛布団から出すのがそら流。人間っぽいつうか。。。リラックスしている様子が可愛いのだ。

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布団が好きなら、入ってていいよ、と声をかけ、ワタクシが居間へと降りると。。。うはあ、そらは私を追いかけて、ダダーッと走って居間にやってきます。ヤツの座り込むポジションは決まっていて、ソファとこたつの間の、幅30センチほどの空間です。ここがファンヒーターの温風の通り道だと知っているから。

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そらに要求されるがままに、ファンヒーターのスイッチを入れると、吹き出す温風を全身にあび、くにゃくにゃと嬉しそうに身悶えするそら。うーーん、そんなに気持ちが良いかね。

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とはいえ、5分も温風(熱風)を浴び続けると、さすがに体が熱くなるようで、風の直撃を避けて、こたつ側に一時避難・・・。

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こうして寒い早朝をヌクヌクと過ごしたそらの次の行動は何か?ワタクシがキッチンで水道の蛇口をひねったとたん、走ってきて「水道水を飲む」ことであります。

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家の中には、もちろん、そらの水飲み場(水を入れた皿を置いている)を設けております。一方、蛇口から落ちる「水流」から水を飲むのも好きなんですね。顔面にかかる水しぶきなど、おかまいなし、ジャブジャブと水飲みします。

江戸川の河川敷で野良猫として生まれたそらは、全然、水を怖がりません。頭から水を浴びても平気です。風呂に入れたら、湯船で泳ぐんじゃないかなあ。クセになると面倒なので、やらんけど。

以上、2021年1月、某日朝の、そらのユルユル行動でありました。以上、ご安全に!

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休日は家で地酒三昧。大山(おおやま)、東一(あずまいち)、幻の瀧、でどうや! [日常]

2021年1月9日(土)。

昨年末~本年正月そして三連休(1月9日~11日)と、お約束の「家呑み三昧」でございます。コロナウイルス感染拡大による関東一都三県の緊急事態宣言でステイホーム!・・・つうハナシではなく、ワタクシ、休日に用事なんぞ何もない、

孤独なオジサン

なのである。相手をしてくれるのは唯一、飼い猫そら、のみ。その頼みの綱そらとて、冬の冷え込みでペット用ホットカーペットでウトウトしてワタクシなど無視の体であります。しくしく。

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いや、今日はそんなハナシではなかった。ワタクシには強力な「休日の友」がいる、ということ。それは、

地酒、つまり、日本各地の美味い日本酒

であります。よーするにノンベイには酒さえあれば良いってこと。わはは(負け惜しみ感が出てるな)。ハナシを進めましょう。年末から呑んだ地酒の紹介でございます。

昨年出張で通った山形県鶴岡市にちなんで、まずは鶴岡の名酒「大山(おおやま)」。特別純米ひやおろし、であります。で、みてください、ラベルを。キノコ・ウオッチャーのワタクシを狂喜させる、きのこデザインですよ。

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キノコはマンガっぽく描かずに、リアル描写にしてほしかった。でも、それだと中身が酒なのか、キノコエキス汁か分からなんのでダメかあ。。。と、酒の味ではなく、ラベルに食いついて、すいません。

次。佐賀県嬉野市「東一(あずまいち)」と、富山県黒部市「幻の瀧(まぼろしのたき)」であります。

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個人的見解ですが、いま、美味い酒をつくる地域はどこか?と問われれば、ワタクシ、九州を筆頭に挙げますね。九州=焼酎というステレオタイプの思い込みをする方が多いですが、長崎、佐賀、福岡、大分、熊本などは日本でトップクラスの素晴らしい日本酒を生み出しているのであります。佐賀の鍋島、熊本の墨守、と並んでワタクシが高評価するのが「東一」でございます。スッキリ芯がとおった美味さ、でありますな。

いっぽう「幻の瀧」。富山の酒は、他県品に比べて関東流通量が少なく残念なのであります、ゆえに、満寿泉や幻の瀧を見つけると反射的に購入しちゃうワタクシ。こちら、「幻の瀧、純米吟醸(白ラベル)」は、ちょいとクセがある、つうか、純米酒っぽいコクがあって、ぐいぐい呑むというよりは、料理をいただきつつ、ぬる燗でクイッ!って感じかな。

今回の酒呑み現場、自宅テーブルはこんな感じであります。そう、酒呑むのに大層な料理なんぞ要らんのよ。ノンベイの、酒のアテ、なんてね、こんなんで良いのよ。

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あ、手前のチョコレートの箱、中身はチョコではありません。ホタテと昆布を佃煮っぽく煮た北海道土産に、チョコレートの空き箱をかぶせているのです。飼い猫そらが、いたずらしないようにブロックしているわけ。

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同様、ご近所のスーパーで買った、さつまあげにも蓋をかぶせてあります。

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そらは人間の食べものに、基本、興味ゼロ。食事や呑みを邪魔しません。ただ、猫にとって良くない成分が、人間の食べ物に含まれていることもあるので、念のための防御策ですな。

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ということで、以上、家呑みした地酒のご紹介でした。さあて、今晩は三重県の「作(ざく)」の4合瓶を開ける(空ける)ことにしましょう。

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山形県鶴岡市の巨大ハンバーガー。昨年(2020年)食べた美味いモノは、なんだっけ・・・と考えて思い出す日。 [旅]

2021年1月3日(日)

TVの正月番組をボンヤリ観ておりますと、やっぱりありましたね。地上波番組の定番、芸能人が飲食店を訪問し、料理を食べて「めちゃくちゃウマ!」とか「こんな食感、初めて!」と大げさに叫ぶ、あれですよ、あれ。

肉、魚、ラーメン、ケーキ、あるいは地方の郷土料理や野菜・果実と、対象は様々ながら、何を食べても、あの人達ときたら「ウマい!」と大声で叫ぶんだよね。そうした反応をするのがシゴトとはいえ、よくもまあ・・・と、チョット呆れちゃうワタクシ。

だってそうでしょう。今の日本には「そこそこ美味い」ものは溢れかえっています。そこそこ、なら数あれど「めちゃくちゃ美味い」ものなんて、そうそうありません(断言)。もちろん、個人の感じ方=美味さハードルの違いがあるので、「なにを食べてもメチャ美味いと感じる幸せな方」もおるのでしょう。

しかし、ですよ、揚げ足を取るようですが、ネットで話題の店なんぞに行くたび、めちゃくちゃ美味い!と感じるとしたら、その繰り返しによって、それがそのひとにとって「フツウに美味い」クライテリアになるわけです。結果、メチャ美味い、と感じるハードルがどんどん高くなる(はず)。そう、個人の感性だからこそ、ひとりの人間のなかで「フツウ」と「メチャ」は個人経験値で変化するはずであり、そうでないとしたら、ただの味音痴、あるいは、何も考えていない

バカ

あるいは、たいした味でなくても、うひゃーめちゃ美味いわあ!と無思想に叫ぶお目出たい御仁。ないしは、女子が何をみても「かわいい~」とさえずるのと同じようなパブロフの犬的な条件反射でせう。

さて、振り返って自分のハナシ。地方出張が多いワタクシ、自慢じゃないけど全国の飲食店に行っておるので美味いモノを知り尽くしているぜえ・・・てなことは全然無く、正直、何かを食べれば食べるほど、前述のとおり、

日本は、そこそこ美味いモノに溢れているなあ

という、ベタ感想をより強固にする次第です。じゃあ、めちゃくちゃ美味いモノは?と言われると、ウッ、と言葉に詰まるのであります。ワタクシが良い店を知らない(リサーチしていくわけじゃないから)つう弱みもありますが、考えるに、日本の食べ物って、「そこそこ=フツウ」のレベルが高すぎて、「めちゃ美味い」と評するには壮絶・驚愕・阿鼻叫喚ぐらいじゃないとイカン、つう比較論だと思いますね。または、その土地でしか、おいしく食べられないモノ、たとえば、

三陸のホヤ、富山の白エビ刺身、九州のキンツハゲ(カワハギ)、稚内のタコしゃぶ、などなど、具材入手困難方向に流れていくわけですなあ。と、エラソー能書きを並べ、今日は何を言いたいのかつうと、昨年(2020年)に食べた、美味いものってなんだっけ?と、フト考えたというハナシであります。

答え=めちゃ美味いものは思い出せない(たぶん無かったのね)。しかしビビッときたものがあります。10月に出張先の

山形県鶴岡市で食べた巨大ハンバーガーであります!

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どうすか!このヴィジュアル。佐世保バーガーなんかに負けないぞ!つうご立派なお姿。

ハンバーガーを年に1回食べるか食べないか、つうシロウトのワタクシですが、これは良かった。店舗はJR鶴岡駅と鶴岡公園の中間地点にあり、駅から徒歩で20~30分くらいでしょうか。

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こちら、肉屋食堂さん、は文字通り、肉屋さんが経営している食堂なのです。

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てなわけで、メニューには、肉の丼ぶりやら定食が、豪華に並んでおります。

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しかし、ワタクシが狙うのは「クラシック・ビーフ・バーガー」であります。ビーフは地元和牛であり、そうでなければ鶴岡で食べる意味がないのだ。

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タレントさんとは違って、ワタクシは、めちゃくちゃ美味い!などと叫びませんが、フツウに、いやフツウ以上においしくいただきましたよ(おお、正直だ)。当然ながら、肉にコクがあってパンチがあるんだなあ。そして、この大きさですからね、食後の満足感がハンパなかったです。

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今年8月に予定されている鶴岡への出張で、肉屋食堂さんを再訪せねば。ハンバーガー以外のステーキ丼、ローストビーフ丼も魅力的で、さて、どうしたものか、と悩んでしまいますな。・・・おっと話が長くなった。では最後に、とってつけたようでナンですけど、鶴岡公園の界隈で撮影した、歴史建造物の写真を掲載して本日はお終いにしませう。

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なんとも凝った造りですなあ。渋いなあ。

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こうして、すっかり鶴岡を気に入ってしまったワタクシなのであります。

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2021年、新年あけましておめでとうございます。 [日常]

2021年1月1日。

新年であります。令和3年、と言われても肌感覚的に馴染めない昭和生まれ、昭和育ち(?)のワタクシ、今年はやっぱり「昭和96年」でしょう・・・って、どんだけアナクロだよ。

さて我が家の年賀状。例年どおりですが、干支と無関係に登場するのはネコ、そう、今年2歳になる飼い猫そら、であります。ドドーン。

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そらの日常リアルをご理解いただけるよう、キリッとした立ち姿、床に寝そべる姿、眉間を撫でられウットリする姿、と3形態を並べました・・・って、観たまんま、ですね、説明不要か。ワハハハ。

さてさて。

昨年末の職場でのハナシ。部署メンバーのリモート会議で、1年の締めくくり(?)に、各人が2020年を振り返ってヒトコトしゃべる、つう、ワタクシには食いつけない挨拶アワーがありました。

いやはや、予想どおりとはいえゲンナリしましたねえ。どいつもこいつも(という言い方も失礼だけど)判で押したように「今年はコロナで・・・」で始まり、「こんな1年になるとは夢にも思わなかった」というタームが入り、最後は「コロナに負けず、2021年も頑張ります」で挨拶(?)を終えるわけです。

嗚呼、なんてつまらん。これが日本のサラリーマン。

そりゃあ、コロナ、と言っておけば、「はいはい、分かるよ」と周囲の共感(?)を得られるでしょうけど、それがどうした、と言いたくなります。これ、付和雷同・迎合・無思想・無個性の極み、ではないか(と思う)。

他人と違うネタで攻めたろか、と思わんもんか。そもそもが、「こんな状況になるとは夢にも思わなかった」という言いぐさが大嫌いな私。だってそうでしょう、だれもが明日、突然死するかもしれない。あるいは宇宙人が襲来して地球人は滅亡するかもしれない。未来の出来事の可能性とは、どんな低く思えてもゼロではないわけです。2020年のパンデミックなんてえのは「想定内」ともいえます。だから映画にもなってきた。要するに、

明日、何が起きるかなんて誰にも分からない。

逆にいえば、あらゆることは「起きる可能性がある」。

のであって、そんなこたバートランド・ラッセルさんが100年も前に言ってます。ワタクシはラッセルさんの「家畜のたとえ」にビリビリ感応するニンゲンですので、未来が不確実なのは当たり前だと受け止めるし、覚悟は人一倍です。家畜のたとえ・・・そうです、自分が養豚場の豚になったと考えりゃ、そのことは実感できるでしょう。

豚たちは、居場所と毎日の食事(エサ)をくれて、糞尿の始末さえしてくれる親切なひと、まさにそのひとによって、ある日突然、売り飛ばされ、殺され肉にされるわけです。肉になる前日と当日の「落差」を、どう考えれば良いのよ、つうハナシですよ。私は養豚業者さんを非難しているのではなく、

豚にも、人間にも、約束された平穏なんてありゃしない

という事を言っているのです。

正月からダウナー系のハナシになりましたけど「絶望とは、期待と現実の差(ギャップ)である」という至言から分かるように無思想に平和・平穏を求めると、立ち直れないくらい愕然とし、絶望しちゃうかもしれないのです。2021年は昨年以上の大事件が起きる可能性は(確率論的には)ありますよね、と言っとるわけです。しかし、だからそれゆえ、われわれは他人や世間の言説・価値観に惑わされず、自分をしっかり持たねばならない・・・と、かように思う正月なのであります。

おお今日のオレ、いいこと言った!この調子で職場の若者たちから「うっとおしいぞ、クソオヤジ、消えろ」と罵倒される、そんなものに私はなりたい。と最後は宮沢賢治調で締めたところで、今日はお終いっ!

  

すいません。一点書き忘れました。2020年に、ワタクシにも「夢にも思わない」事件(?)がありました。日本では全く話題にもなってないけど、私は、心底、スゴイなあと思いました。

それはベルリンの新国際空港の工事です。正式名称「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」。2006年に着工し、2010年に開港するはずだったのが、工期が遅れまくり、開港予定を提示しては延期、を繰り返すこと6回。当初計画から、約10年遅れた2020年10月にやっと開港したのです。遅れの原因は、防火設備の不備とか、電気系統とか取沙汰されていましたが、これって、単純にすごくないですか。ドイツといえば技術立国です。技術面だけでなく、契約上のモメゴトもあったんでしょうけど日本円にして数千億円が投入される巨大プロジェクトの工事が、ドイツの技術をして、どうして10年近くも遅れたのか?・・・ワタクシにはコロナウイルス以上に、「信じられない」ハナシでありました。ちゃんちゃん。

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