嗚呼、今年もまた確定申告・・・しかし良いこともある、つうハナシ。 [雑感]

2019年2月。

このタームを聞くと「ゲエッ」と思っちゃう方も多々いるかと思います。そう年度末の恒例行事、

確定申告!

であります。都内の主要駅の構内にも、国税局のポスターが貼ってあります。

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納税は国民の義務なのだあっ!と、力んでみても、この確定申告という作業、実に

めんどうくさい、

のであります。やる気がおきないのです。つうことで申告締切り日の、3月15日(金)ギリギリ直前まで手をつけず(手がつかず)、最後にアワアワ~と慌てることが予想されますが、

今年のオレは違うぜ!(自慢)

一昨年より、ワタクシ、独自にカスタマイズしたエクセルシートをつくり、サクサク数字をはめると、確定申告書に入れ込む数字がパッと出る・・・という単純ながら役に立つツールを作ったのですね。なので始業式前日に夏休みの宿題を徹夜でこなすようなバタバタはせず、2月中に確定申告を済ませてしまうのであります。いやあ、ワタクシも大人になった。どうだ、国税局なんかに負けないぜえ・・・って、勝ち負けじゃないけど。

さて、世間には、役人のやることはゼンブ気に入らない、と何にでもケチをつけ悦にいる御仁がいますが、ワタクシはそこまでココロは狭くはありません。国税局や税務署の皆様は、納税額に不公平のないよう頑張っているのでしょう。しかし、国税局HPの確定申告手続きページは、昔に比べりゃマシになったとはいえ、やはり、まだ難しいよね、って印象。ま、税の計算が複雑なので仕方ないのでしょうけど・・・。

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ところで、ワタクシ、平成30年度の確定申告を終えたところで、ちょっとビックリしたのであります。確定申告で算出された納税額(これから支払う額)が、2年前に比べ、7万円も少なかったのです。おお、なんというラッキーだ。支払う税金は少ないほうが良いに決まってます。できれば「ゼロ」にしてほしいが、7万円減っただけでありがたい。

浮いたこの金で、北海道に、カニを食いにいく、というのはどうだ!

あるいは、上野や御徒町あたりで、1週間、毎日、飲み食いもいいなあ!

・・・などと浮かれていた私は、ほどなく、あれえ?と気づいたのであります、数字のマジックに。納税額が減った、ということは、よーするに、その年の、

稼ぎが減った結果、

なのであって、別に、7万円、まるまる儲かったわけではないのでした。ガーン。

なんだあ、そうか、世の中はそう甘くないってことねえ、と書きつつ、「北海道でカニを食う」という動機付けが、いったん脳内に芽生えた以上、完遂せざるをえまい、と気合いを入れなおしました。てなわけで、

来週は札幌でカニを食うぞオ!

・・・うーん、いいのか、それで。ちゃんちゃん。

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千葉県安房郡、鋸南町の温泉ホテルで貸し切り露天風呂を満喫し、猫ちゃんに癒されたハナシ。 [旅]

2019年2月某日。

ワタクシ、自宅(千葉県市川市)から愛車ダイハツ・ムーヴで、千葉県南部にある安房郡鋸南町(きょなんまち)へ向かったのであります。距離にして約100km。

目的はズバリ、温泉、であります。先月の宮城県旅行で宿泊した鳴子(なるこ)温泉が楽しかったので、勢いがついて、今月は、近場の千葉県で温泉しちゃう作戦。キーワードは「貸し切り露天風呂」です。

千葉県内で、「こじんまり」+「貸し切り風呂アリ」を条件に探した結果、月影の丘というペンション風ホテルに宿泊決定です。

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実は!(←ここで声が大きくなった)

予約時には知らなかったのですが、こちらのお宿、看板猫がいるのです。それも一匹ではなく、たくさん(10匹以上かなあ?)。私が宿に着いたときは、キュートなこの子がお出迎え。ああ・・・なんと可愛い・・・。

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広い敷地内には、他にも猫ちゃんが、いるわいるわ!

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懐こいヤツもいれば、臆病なのもいますが、猫、猫、猫、の景色は、猫好きにはたまりません。月並みな表現ですが、猫ちゃんにはホント、癒されますなあ。・・・おっと、猫ネタを始めると長くなるので、メイン目的である温泉に移りましょう。

一泊二日の滞在中、5つのお風呂を堪能しました。そのうち二つが貸し切り露天です。チェックイン後、本館フロントでお願いすると、少し離れた高台にある「雲上の露天風呂」を40分間、貸切ってくれます。本館からのルートはこんな感じ。

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野趣がありながらも、しっかり整備が行き届いていて好感がもてます。さっそく露天風呂へ突入だっ。貸し切りタイムなので中を、ちょいと撮影します。湯気がもうもう、良い感じじゃないですか!

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ふーーーむ、気持ち良い。湯の温度もバッチリだ。

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湯船に浸りボンヤリまわりの木々を眺めていると、静けさのなかから、さまざまな鳥の声が聞こえてきます。日常のなかの、非日常。気分はサイコーっす。

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椅子とシャワーもあり、体や髪を洗うこともできます。

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いいですなあ、「雲上の露天風呂」。貸し切りゆえ、他人に気を遣わずリラックスできますもんね。

20分ほどで本館の、自分の部屋へと戻ります。ふふふふ、今回は、ちとゼイタクして「露天風呂付きの部屋」を予約していたのでした。持参の日本酒(千葉県の甲子)を軽~く呑んでから、部屋の横(外)にあるヒノキ風呂へ入ります。

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湯船は一人分サイズとこじんまりですけど、部屋のお風呂なので超リラックスできます。ああ、長湯して、体がふやけてしまう。日本人に生まれて良かった~と思える、この幸福な時間。

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貸し切り露天風呂を堪能した自慢話は、以上でございます。

最後に、お宿の夕食がすごかった、というハナシ。最初に、エスカルゴが登場してビックリです。その後、海に近い鋸南町らしく魚のカルパッチョなど途中もろもろを経て(書ききれない)、最後をかざるメイン料理がビーフシチュー・・・と、かなりのボリューム。

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いっぽう、アルコール類は、ビール、ワインはもちろん、焼酎、千葉の地酒(日本酒)もあり、そうなればワタクシは基本、地酒一直線なのでした。

今回のお宿は、お風呂(温泉)、猫ちゃんたち、食事、さらには部屋、ホテルの方のサービスとも素晴らしく、満足度大でありました。鳴子、鋸南と良い宿が続いたので、ワタクシのなかに温泉ブームが巻き起こってしまうなあ。ちゃんちゃん。

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スクリャービン「ピアノソナタ全集」。アムランさんの演奏も良いけど、CDジャケットの絵が最高! [絵画]

2019年2月。

なんとな~く今月はクラシック音楽の気分(←妙な表現ですな)。2月11日に、クルレンティスさん指揮ムジカエテルナの来日コンサートを聴いた影響でしょうか・・・。などと、軽い前置きをしつつ、今日のお題です。またぞろロシアの作曲家、スクリャービン(1872~1915)であります。

1月22日に交響曲について取り上げました(記事は→ここ)。本日は大看板の「ピアノソナタ」です。某日、CD棚から引っ張り出したのは、1995年録音のこの2枚組CD。

カナダ人ピアニスト、マルク=アンドレ・アムランさんが弾く、スクリャービン「ピアノソナタ全集」です。

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アムランさんといえば思い浮かぶタームは「超絶技巧」。どんな難曲でも軽々と弾きこなす(ゆえに難しさがリスナーには分からない)という屈指のヴィルトゥオーゾであります。

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そういえば、いま旬の超絶技巧ピアニスト「ピアノ・モンスター」と称される中国出身ユジャ・ワンさんも、リサイタルでスクリャービンのソナタを取り上げてましたっけ。

アムランさんの弾く全集は、番号付きピアノソナタ10曲のほか、幻想曲、幻想ソナタを含む全12曲が収録されています。曲は、律儀に番号順に並んでるので、スクリャービンさんの作風変化を感じ取ることができます。演奏はさすがアムランさんで、技巧完璧は当然として、変に「幻想味」に溺れないスカッ!としたテイストがたまりません。陰影、メリハリがあるので曲自体が茫洋としていても(失礼)、良い意味ですーっと聴きとおせます。久しぶりに聴いたディスクですけど、ああ、オレって、昔、いい買い物してたんだあ、と自分を誉めちゃう。はは、自画自賛。

ところで、ソナタ7番には「白ミサ」、ソナタ9番には「黒ミサ」という、エコエコアザラク的な副題がついてます。このCD、海外盤で裏の曲目表記がフランス語なんです。購入当時、ワタクシ「Messe Blanche」を「黒ミサ」だと思いっきり勘違いしてました。Blanche、は、英語のBlackではなく、白(White)のほうでした。空白のことをブランクというから分かりそうなもんですが、はは、情けないわ。Messe Blanche=白ミサ、で、ちなみに、黒ミサは「Messe Noire」。暗黒街の二人。黒猫ノワール。あ、ハナシが逸れた。

さてさてアムランさんの演奏を堪能したところで、違う方向へと話を進めます。今度は「絵画」について。

CDジャケットの絵を観て、ああ!あれか!と気づいた方、アナタはワタクシの友です(迷惑か)。

1900年前後に活動したイタリア人画家、ガエターノ・プレヴィアーティーの名作「Day awakens the Night」(夜を目覚めさせる光)であります。

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正直、ワタクシが20年前、このCDを買った理由は、内容以前にこの「絵」なのでした。この絵をジャケにしてるなら、演奏もスゴイに違いない!という確信ゆえの、いわゆるジャケ買いCD。

日本人はなにかにつけ、モネだ、ルノワールだ、セザンヌだ、ゴッホだ、と印象派中心にさえずるが、ワタクシ、まったく興味無し。「光」を画布に描こうと苦戦したのは、なにも印象派画家の専売ではない。

スーラやシニャックの作品の凍りついたような点描画法とは異なり、プレヴィアーティーさんの「線描」画法(美術史的には「分割主義」)には生命が宿っております。この流麗な表現、素晴らしいじゃないか!

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あと、日本人は主題がファンタジック系(神話、宗教)になると、とたんに、フン、と鼻でせせら笑い、それらを一段低く見る傾向があるが、本当に、自分の目で観て、自分の頭で考え、「オレはこれが好きだ!」と言っているのか?とツッコミたくなる場面が多々あります。(まあ、ルネサンスと印象派くらいしか絵を知らない、という「無知」ゆえかもしれないが・・・)。

私が思うに印象派画家は「はかない、今、という一瞬をとらえる」ことを主眼におき、象徴主義(とそれに類する)画家は「一枚の絵に、思想、永遠、を閉じ込めようとした」と考えている由。私は、後者の思想を愛する者ですので、プレヴィアーティーさんの作品にはゾッコンなのであります。

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うーん、今日は絵画マニアックなハナシになってしまった。

まあ、いいかあ。毎日、自宅トイレで「ジョン・マーティン画集」「モンス・デジデリオ画集」「クービン版画集」「ウイリアム・ブレイク画集」を眺め、幸せ気分に浸るワタクシ。天邪鬼を気取るわけじゃないけど、60年近くも生きていれば、自分の好きなもの、好きなことのベクトルは、世間評価とは関係なく、しっかりと固まっているのであります。これが立派なオトナ(老人?)ってもんですぜ。おっと自慢が入った。

ハナシの蒸し返しですが、プレヴィアーティーさんの冒頭の絵、よくよく見ると、目覚めつつある「夜」(裸身の女性)の羽のてっぺんに、山菜の「わらび」みたいなもんが出っ張っております。

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ん?これは?もしかして、わらびではなく、

ゼンマイ、でしょうか・・・って、あくまで山菜かよ。ここでボケてどうする。本日は以上。

パカー!(←ロシア語の「じゃあね」が出ました)

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東京の高輪、ネパール&チベット料理店「レッサムフィリリ」で、楽しい宴会であります。 [宴会、呑み会]

2019年2月某日。

発作的に「そうだ!久しぶりにあの店で呑むぞ!」と思い立ったワタクシ、そうと決まれば(別に決まってはいないけど)、あとは職場の呑み仲間に声をかけるのみ、であります。

こうして、Kさん(女性)、若手エンジニアのI君、S君、それにワタクシとメンツ4名が揃いました。ちなみに当会合への参加を熱望していたN君は、残念ながら、というか、天罰というか、この日に北海道出張が入ってしまい、涙の不参加となりました。まあ、人生はそーゆーものだよ、N君。

さて、われわれが向かったお店についてです。JR山手線の品川駅と田町駅の中間くらい、第一京浜から50メートルほど路地に入ったところにある、

ネパール&チベット料理のお店、レッサムフィリリさん、であります。

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こちらにおじゃまするのは4年ぶりくらいかな~。相変わらず、不便な場所だなあ、と思いましたけど、2020年春には、なんと、すぐ近くにJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が開業であります。うーん、もしかすると、来年はいっきに人気スポットになるかもしれんぞ・・・という、打算的な様子は、お店の方(下写真)に見受けられませんでしたね。

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ハナシは戻って宴会です。ふだん呑んでるコテコテな居酒屋と、一味も二味も違うエスニック・テイストな店内に、ちょっと緊張気味のS君とI君。どうも不自然な感じだねえ。

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ワタクシは壁にかけられた、木彫りの彫刻に圧倒されております。巨大な一枚板を彫りこんだそうで、葛飾区柴又の帝釈天を思い出しちゃいますね。見事!でございます。

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などと、店内を眺めていてもしょうがないな。酒と料理を注文しましょう。

各人が好みで酒を注文したあと、料理をどうしようか、ディスカッションであります。最初は冒険を避けて、中華でいう春巻き、小籠包・・・と、なんとなく馴染みのあるアイテムに似た料理をオーダーします。安定志向。予定調和。

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ビールを呑みつつ、Kさんに強引に絡んでいくワタクシの図。

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そうそう、このお店に来たら、ワタクシが必ずオーダーするお酒があります。ネパールのどぶろく「チャン」です。甘酸っぱい白濁酒ですが、口当たりの良さに油断して呑みすぎると、グダグダ酔っ払いになっちゃうトリッキーな酒でもあります。お店のお兄さんが、チャンをデキャンタで運んできましたぜえ・・・ふふふ、楽しみ。

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引き続き、料理はリスクをとらず、まんまオムレツ、まんま焼鳥、と保守的方向へ展開していくのであります。

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羊肉のカレーをオーダーしたけど、その時点で、酒がかなり回ってて味はほとんど覚えておりません。情けなや。

目前に出た酒は、ガバガバ飲んじゃうワタクシとは違い、節度ある3名は楽しい呑み会を満喫しておりますなあ。

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いやあ、良かったです、久しぶりのレッサムフィリリさん。料理の味はどれも日本人好みと思うし、とんでもなく辛いわけでもないから安心して楽しめます。では、Kさんの決めポーズで、愉快な会合の締めであります。パチパチ。。。

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・・・のはずが、最後の締めは、S君が得意の(?)変顔ご披露。うーん、なんだか意味が分からん。

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ま、いいかあ、と、気分が投げやりになったところで今日はお終いっ。チャオー。

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ブルックナー「弦楽五重奏曲」のフルオーケストラ版、ゲルト・シャラ―さんらしい納得のマニアック企画だ! [クラシック音楽]

2019年2月。

クラシック音楽ネタが続きますが、本日も懲りずに書いてしまいます。それもかなりのマニアック案件です。こんなキワモノ(失礼)なCDまで買っちゃうワタクシの人生は、世間で流行りの「断捨離」とは、ほど遠いのであります。

今回紹介するCDは、これです。ドーン。

ブルックナー作曲「弦楽五重奏曲」の、フルオーケストラ版、であります。

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このハナシを聞いただけで、おお、そんな珍企画を思いつき実行できるヒトは、彼しかいない!とピンときたアナタ。あなたは、すごい。すごいが、あなたはすでに「彼」の術中にはまっておりますな。

「彼」とは、ドイツ生まれの指揮者、ゲルト・シャラ―さん(1965年生)であります。

CDジャケ写真の風貌からは、ゲージュツカ、というよりは会社役員のイメージですが、まあ、この方はすごい。日本ではあまり知られていませんけど、楽曲への「こだわり」というか「珍しいもの好き」が高じ、ちょっと特異な立ち位置で有名になっているのですね。

英語版Wikiの、シャラ―さんの経歴には、のっけからこう書かれています(下線部は私が付けました)。

Gerd Schaller (born 1965 in Bamberg) is a German conductor, best known for his performing and recording rare works・・・・

「とくに、珍しい作品の演奏と録音で知られている」とあり、うーむ、やはりねえ、と腑に落ちるワタクシなのです。

本題から話が逸れますけど、ワタクシが初めてゲルト・シャラ―さんを知った録音(CD)は、2013年に発売されたシューベルト交響曲第7番「未完成」の、全4楽章版という珍企画モノでした。ご存じのように、第1、第2楽章しか残っていない(それがゆえに名作とも思える)シューベルト音楽の最高峰に対して、ある意味強引に、第3楽章と第4楽章をくっつけ「完成版」にしちゃった賛否両論の挙なんであります。

そのCDへの感想を、2013年7月30日にブログにアップしております(ここ→クリック)。当時の自分が、感想を書くのに苦戦している様子が分かります。

さて、ゲルト・シャラーさんは、敬愛するオーストリアの作曲家、ブルックナーの交響曲全集の録音を進めて、8年かけて完成させました(2007年~2015年)。その全集がこれです。

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御仁のマニアックっぷりはここでも炸裂。全9曲の交響曲を残したブルックナーですが、シャラ―さんの全集はCD「18枚組」なのです。公式にナンバリングされていない「0番」「00番」を録音するわ、4番と9番に至っては2種類の版を収録してます。第9番はオリジナルが3楽章の「未完成」なので、そのバージョンとともに、第4楽章を補筆した「完成版」も入れているのですね。加えて、ミサ曲、オルガン曲(シャラ―さん自ら演奏)まで収録する徹底コダワリぶり。

こんな体で、異稿、補稿の探求というマニアック道を進むゲルト・シャラ―さん。ここで、やっとハナシは本題の、

ブルックナー「弦楽五重奏曲:フルオーケストラ版」へ戻るのであります。

作曲家が交響曲として残した材料は極めた、と考えたか、シャラ―さんは、ブルックナーの数少ない室内楽曲に目をつけたのですね。オリジナル曲は長尺(40分)で内容にメリハリがあるので、オーケストラ編曲でも成立するだろう、と思うものの実際にやるチャレンジ精神はすごい。

それも編曲をアレンジャーに発注するのではなく、シャラ―さんが自らがオケ編曲、つう、要するにこの方、そーゆー作業を含めて珍企画が「好き」なんでしょうね。

で編曲&録音された、ブルックナー「弦楽五重奏曲」:フルオーケストラ版、果たして内容はいかに!

ずばり、「これは、最近、新発見されたブルックナーの交響曲です」と言われて何の違和感もありません。それだけ編曲は素晴らしい。ただ先入観が邪魔するせいか、個人的には、ブルックナー楽曲の醍醐味である「エクスタシー」までは感じられなかったですね・・・。

いっぽう特筆すべき、つうか私が声を大にしたいツボは、第3楽章の美しさ、であります。この楽章だけ単独に演奏しても良いくらい。気持ちがトロッとなりました。

これから何度か聴き込んでいくと違った感想も湧いてくるかと思いますが、今日はこの程度で。。。

いずれにしても、クラシック音楽の編曲行為はつねに賛否両論の的となりますね。ラヴェル編曲「展覧会の絵:オーケストラ版」(オリジナルはムソルグスキーのピアノ曲)や、シェーンベルク編曲「ブラームスのピアノ四重奏曲:オーケストラ版」ほどに、世間に認知されるには、20年、30年、いやもっと長い時間が必要なのでしょう。その間、演奏し続けられるかどうか、編曲バージョンの「質」が試されることにもなります。リストが、シューベルトのピアノ曲「さすらい人幻想曲」を協奏曲風にオケ・アレンジしたバージョンなんて、いまだにキワモノ扱いですからね(個人的には大好きだけど)。

ゲルト・シャラ―さんとは年齢が近い(私のほうが3歳年上)こともあって、ぜひ、今後もマニアックなチャレンジを続けて、クラシック音楽を面白くしてほしいです。頑張ってえーーー。

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熱狂怒涛のコンサート。テオドール・クルレンツィス&ムジカエテルナの東京公演。コパチンスカヤさんも大活躍! [クラシック音楽]

2019年2月11日(祝日)。

本日はクラシック音楽ネタです。さきほど(4時間前に)拝見したコンサートについて、であります。

テオドール・クルレンツィスさん指揮ムジカエテルナの初の来日公演2日目、オール・チャイコフスキー・プログラムです。いやあ、予想はしていたけど、すごかったです、ホント(←なんちゅう語彙の貧困だ)。

良し悪し以前に、あまりのエキセントリックな演奏にクラシック音楽というより、これはロックだ!と確信しましたね。熱い「ロック魂」のたぎりを感じ深~く感激したワタクシであります。

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などと、訳のわからん形容をしてもしょうがないですね。

本日(2月11日)の、すみだトリフォニーホール(錦糸町)でのステージ。前半はソリストに美人ヴァイオリニスト、パトリティア・コパチンスカヤさんを迎えてチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」。20分の休憩後、後半は同じくチャイコフスキーの「交響曲第4番」であります。

ちなみにアンコールは、コパチンスカヤさんが3曲(ミヨー、リゲティ+1曲)、オケが1曲(ただし20分の長尺)だったのでコンサート全体が約3時間というロシア系オケといえども大盤振る舞い・大サービスでございます。

ちなみに、コパチンスカヤさんは陽気でひょうきんなキャラ全開で「もっと音楽聴きたいか~」てなノリで客をあおるところなんざベテラン・ロックバンドのフロントマン並みであります。あんたはフレディ・マーキュリーかっ!?ジューダス・プリーストも見習ってほしいぞ(って、なんのハナシじゃ)。

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ちなみに(って、どうも「ちなみ」が多いな、今日は)、オーケストラの締めのアンコール曲は、明後日(2月13日)のコンサートのメインプログラムのうち、まるまる1曲、幻想序曲「ロミオとジュリエット」であり、クルレンツィスさん、サービス精神旺盛過ぎだわ・・・。

さて、クラシック音楽のオーケストラといえば、ベルリン・フィルでしょ、ウィーンフィルでしょ、と思っている保守的・老人的・化石的なリスナーさんは、クルレンツィスって誰?ムジカエテルナって何?みたいに「???」になるかと思います。かくいうワタシも似たようなもんで、つい数年前まで存在すら知りませんでした。2004年にシベリアで設立された、まだ若いオケですから知らんのも無理はなかった。

ワタクシが「えっ?」と彼らに食いついたのはこのCDから、であります。

クルレンツィスさん&ムジカエテルナが、コパチンスカヤさんと組んで録音したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。まさに本日のステージプログラムと同じ曲、同じメンツであります。

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この演奏があまりにブッとんでて仰天したのが事の始まり。当時(2016年)の困惑と感激を、ワタクシ、ブログにアップしておりました。本日の実演に対する感想は、CDと基本、同じでしたので興味のある方は2016年5月7日の記事を参照ください(↓)。


過去記事の転用で、感想を書く手間をネグったワタクシ、さあてあとは何を書こうかなあ、と考えたところ。

CDでは絶対に分からない、現場でしか体感できなかったことを書きます。

それはヴァイオリニストのコパンチンスカヤさんを含め、指揮者、オーケストラメンバーの一体感つうか、家族感がバリバリだったこと。演奏が終わったあと、ふつう協奏曲のソリスト(今回であればコパチンスカヤさん)は拍手に応え行儀よくお辞儀、袖に戻って、またステージ中央に戻ってお辞儀をし・・・という所作を繰り返すだけです。しかしコパさんは、オケメンバーの中に分け入るとフルートの女性にハグ。次にクラリネット・パートのにいさんの手を引いて正面へ引っ張り出し、そこでアンコール曲のクラリネットとのデュオ。・・・とまあ、オケメンバーとの仲良し感にあふれており、その間、ステージ上の、やんや、やんや、な盛り上がりが自然でほのぼのしているのであります。

いっぽう、交響曲第4番の演奏後。指揮者が活躍したパートメンバーに対し観客の注目と拍手を促すのはごくフツーですが、クルレンティスさんはそれだけではありません。自ら各パートメンバーのもとへ出向いて握手し、さらにメンバーと肩を組んでお辞儀までしちゃいます。記念撮影会かっ!演奏が成功した嬉しさを、仲間たちと分かち合いたい、多少の時間ロスが何だあ!つう愛と決意が感じられます。ややもすると、指揮者とオケの間には支配~被支配の空気が漂ってるもんですが、ムジカエテルナにそんな雰囲気、全くございませんね。全員がファミリーです、これは。

まさしくロックバンドのノリではないか!

クルレンツィスさん、あんたはデフ・レパードのジョー・エリオットかっ!

いや、風貌からすると、

X・ジャパンの、Yoshikiかっ!

と、ジャンル違いなツッコミで失礼しました。

ハナシが長くなったので、そろそろまとめます。あれだけの一体感と強い信頼があればこそ、彼らの特質である完璧シンクロしたアーティキュレーションとフレージング、自然な息遣いが具現できたと言えましょう。どんな演奏も人によって好き嫌いはありますから、ムジカエテルナのパフォーマンスが普遍的な「良」「正」とは思いません。

しかし、目標(=やりたい音楽演奏)を明確にヴィジョンにし、過去のクラシック演奏(の慣習)をなぞるのではなく、誰にもできない自分たちの音楽を作ろうという気概、その実現へ向けてつぎ込んだであろう膨大なエネルギー(ディスカッションと練習)に敬服せざるをえません。

こうした、エネルギッシュかつアグレッシブかつ戦略的な人たちが出てきちゃうと、既存オーケストラのステージは「昔の名前で出ています」「昔の名曲に頼ってます」的に寂しく聴こえちゃうから怖い。くどいけど、何千回、何万回と繰り返し演奏されてきたクラシック音楽だからこそ、「新しい何か」を見出さねば意味がない!という決意を、本日、錦糸町で体感させていただきました。

クルレンツィスさん、ムジカエテルナの皆さん、コパチンスカヤさん、エクセントリックだけではない素晴らしい演奏を、ありがとうございましたあ!

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ご近所散歩。もはや梅の花が満開であります! [日常]

2019年2月某日。

この時期にしては暖かな日。ふだん1時間程度のご近所散歩を、少し長めにしてみました。

千葉県市川市の自宅裏手に広がるじゅん菜池緑地。散歩を始めて早々ですが、足をとめて、しばらくこの景色に見入ってしまいます。地味な緑地で、特筆するような見どころはないけれど、そこが良いんです。

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緑地の中央の池には、今の時期、たくさんの渡り鳥(カモ)がやってきます。おお、皆の者、今年も元気だねえ。

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じゅん菜池緑地は、そこかしこに梅林や、梅の単独木があります。ちらほらと花が開き始めている梅も・・・

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と、思いきや、こちらの梅の木は、もはや満開ではありませんか!

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ワタクシの勝手な思い込みかもしれないが、桜に比べると、梅は開花タイミングの「連帯感」が薄く、個体ごと、花の咲く時期がばらついていると思います。

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ピークを過ぎて、すでに花が散りかけている木があるかと思えば、松戸側の梅林は、まだ、つぼみもついていない。じゅん菜池緑地では毎年「梅まつり」が催されていますが、主催者の方々は大変ですね。

さて、じゅん菜池緑地から徒歩30分、江戸川の河川敷へと歩みを進めます。向かう理由は、ずばり、猫、であります。川の近くには、いくつかの野良猫コミュニティが成立しており、臆病な猫や、逆に人懐っこい猫などに会うことができます。

おお、さっそく、2匹がゴロゴロしているぞ!

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こやつは、界隈でも人懐っこさではトップクラスの野良猫君(オス)でして、優しいヒトだとみるや、その人の足に絡みながら、かなりの距離をくっついていくのであります。

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こちらは、ちょっと臆病な猫ですが、私のことを覚えたのか、以前に比べて警戒心は限りなく低く、ゴロゴロと転がって、何かをアピールします。

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まあ、「食べ物、ちょうだい!」とアピールしていることは想像に難くないが、私はエサは持って散歩しないのよね、ごめんね。

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いつものように、江戸川河川敷の千葉県側から、富士山と、東京スカイツリーを眺め、気分すっきりしたところで、自宅へ戻ります。フランス印象派絵画のような(←ほめ過ぎかな?)林の小道を通ります。

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家に着いたら、まずは手洗い、うがい、そのあとはやっぱり「日本酒」かなあ~、って、結局、酔っ払いは、こんな体たらくであります。チャオー。

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関東が大雪の今日は、家でまったりと音楽&日本酒ざんまいだっ! [ジャズ、ロック、ポップス]

2019年2月9日(土)。

夜明け前から関東南部は雪が降りはじめました。ワタクシの住む千葉県市川市は数センチの積雪。出身地の札幌なら、こんな雪、どうってことはないですが、首都圏では大騒ぎです。成田空港と羽田空港はかなりの数の便が欠航になったらしい。都内では車のスリップ事故、歩行者の転倒事故が相次いだようです。

こんな日は無理に外に出ずに、家でマッタリと過ごすのが得策でしょう。

というわけで、まずは「酒」です。午後1時、冷蔵庫から高知の名酒「船中八策(せんちゅうはっさく)」の4合瓶を取り出しました。ぐいぐい呑むうちに勢いがつき、1本を飲み干すと、山形県の「秀鳳(しゅうほう)」純米大吟醸の4合瓶まで空けてしまいました。やばいやばい、こりゃ呑みすぎだ。なにごとも調子に乗ってはいけません。

さて、本題。酒を呑みながら聴いた音楽です。

最近はクラシック音楽モードだったので、あえて別ジャンルを選びます。ヘヴィメタルやハードロックも良いけど、雪の日に日本酒を呑みながらヘッドバンギングでも無いわな~てなわけで、ジャズ系ポップというか、ポップ系ジャズというか、そのあたりを攻めました。オーディオ部屋のCD棚を眺め、最初に選んだディスクは、

シンガーソングライターの、コリーヌ・ベイリー・レイさんのファーストアルバム(2006年発売)であります。

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これが、まあ、実によい感じですなあ。ちょっとかすれたコリーヌさんの自然体歌唱は、いわゆる「癒し系テイスト」であり、日本酒でほどよく酔ったアタマに、優しくしっとり沁みてくるのであります。

アルバム一曲目を飾る、彼女のデビュー曲「Like a Star」。語るようなヴォーカルスタイルに、ふうむと改めて感激。


ヒット曲「Put Your Records on」は、一転、太陽の光がさすかのような明るい雰囲気がヨロシイです。


コリーヌさんのアルバムをきっかけに、女性シンガーのアルバムを立て続けに、数枚拝聴しました。ホリー・コールさん、ポリー・ギボンズさん、ノラ・ジョーンズさん、ケイコ・リーさん・・・と続けて、そろそろ方向を変えようと、引っ張り出したCDがこれです。

高田純次さん似のボズ・スキャッグスさんによる「But Beautiful」(2003年)であります。

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ボズさんといえば70年代の名アルバム「シルク・ディグリーズ」等の大ヒットで、世間的にはAOR(AC)の大御所と目されておりますけど、90年代からは本格的にジャズシンガーとしても活躍しているのです。

アルバム「But Beautiful」はタイトルから分かるように、ジャズのスタンダードナンバーを、ボズさんが独特のお声と歌唱(高音が少しくぐもったようなアレですよ、アレ)で歌いこなす好企画。アルバムを買った15年前は、ワタクシもまだまだ小僧で(といっても40代だったけど)、「ボズさんがジャズだってえ!?」とイマイチ納得できなかったもんですが、今、CDを聞きなおすと、むしろ、メロウなボズ節でジャズ名曲を聴けるってスゴいことだわ!と感謝ばかりです。

一曲目「What's New?」、9曲目「You don't know what Love is」、日本盤ボーナストラック「My funny Valentine」など、完全に楽曲をボズさんの世界に引き込んでおります。残念なのは、ワタクシの大好きな「You'd be so nice to come home to」が収録されていないこと。ヘレン・メリルさんのハスキーヴォイスも良いけど、ボズさんなら、この曲でいい味出すと思うんだなあ。。。

あれえ、話がマニアックになってきたぞ、いけませんね。

ここでニュースであります。ボズ・スキャッグスさんの来日公演です。2019年5月、仙台、東京、大阪、広島、名古屋でコンサートが開催されるのです。東京公演は渋谷オーチャードホールで3日間(5月7日、8日、9日)。S席13,000円、A席12,000円とチケット代はちょい高めですが、ボズさんほどのレジェンドならオーケーでしょう。3日間は無理でも、せめて1日は東京公演に行くぞ!とココロに誓うワタクシなのであります。本日は以上!

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鳴子温泉で同窓会(その2)。宿の看板猫をなで、宮城県の美味い酒と肴をいただく日。 [旅]

前回にひき続き、2019年1月の宮城県鳴子温泉の同窓会のハナシであります。

2泊3日旅行の2日目は、ゆるゆると界隈観光であります。といっても、今回メンバー(計5名)に、アグレッシヴに観光するタイプはひとりもおらず、せいぜいが「せっかく来たんだから少しは歩くかね」程度のノリですな。温泉宿でダラダラ呑む酒が楽しみなワタクシにとって、こんな居心地のよい仲間はおりません。

鳴子温泉駅からローカル線「奥の細道湯けむりライン」に乗って25分。1691年に伊達氏が建てた学問所「有備館」に着きます。絶景をバックにカニオとAoさんのショット。

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この母屋は2011年の大地震で倒壊し、2016年にやっと復元されたそうです。東北の方々のご苦労と、地元の名所への深い愛が感じられますなあ。

5人は再び電車に乗って池月駅で下車。徒歩5分で大規模な道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」です。東北名物を物色するものの、土産品を買うでもなく、こんな張り紙に注目です。

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定員おすすめ」じゃなく、「店員おすすめ」だろうがっ!・・・と一応ツッコミ。

さて、鳴子温泉の宿「ゆさや」さんに戻って、ワタクシの最初の楽しみは、、であります。

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10年間、野良だった三毛猫がゆさやさんに居着いたそうです。片耳は欠けて、いかにもお年寄り風貌、動作はのったりしていますが、宿から「しまお専務」という名前をもらって看板猫となっているのです。

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女性のひざに遠慮がちにのぼり、まったりするところが可愛い!

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ワタクシの、しまお専務との自撮りツーショット。あ、横向いちゃったな!

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うーーん、老猫だけど、めんこいわあ。。。と地元北海道弁で満足して、今日の記事はお終いっ!

おっと、そうだった。宮城県で食べた美味いもんを書いておこう(自分の覚書)。

旅行3日目、鳴子温泉から松島へと移動したカニオとワタクシ。807年に建立、1604年に伊達政宗が再建したという名所、五大堂でパチリ。

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松島でいただいたのは、お約束通りの牡蠣でございました。

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松島から仙台へ移動して、夜は国分町の酒場で、ほやの塩辛いただく。海の香りが口いっぱいに広がり、塩気も絶妙、これ、大好きなんですよぉ~。

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あわせる日本酒は、宮城県塩竃市の名酒、阿部勘(あべかん)です。もう、たまりませんわあ!

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というわけで、2泊3日の鳴子温泉→松島→仙台の、宮城県満喫旅行を完遂であります!いやあ、次回(1年後)の同窓会旅行が楽しみです。むふふふ。

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宮城県 鳴子(なるこ)温泉で同窓会。貸し切り露天風呂を堪能するオヤジたち。 [旅]

先月(2019年1月)中旬、大学時代の同級生たちと、毎年恒例の2泊3日旅行をしてきました。この行事、かれこれ30年間も続いており、これまで北は北海道、南は九州・沖縄と全国津々浦々でユルイ旅をしてきました。

今回の旅先は、宮城県の鳴子(なるこ)温泉。幹事はワタクシです。

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メンバーは男性3名+女性2名の計5名と、界隈を動き回るのにちょうど良い人数です。

ちなみに数年前にも宮城県旅行の計画がありました。秋の松島を予定していたのですが、その年(2011年)の3月に東日本大震災が発生し、仲間内の某氏からホーシャノーがどうの、ヒバクがどーの、との懸念が表明され中止になったのでした。個人的には、災害時にこそ東北へ出向いて、かの地の観光業へ微力ながら貢献したかったけど、まあ、東北=被曝地=行くと早死にする、と確信するヒトには、そう思うだけの理由(根拠)があったのでしょう。「東北以外の地で、どうぞ100歳まで長生きしてくださいね」としか言いようがないです。

震災後1か月も経たないうちに、ガイガーカウンター持参で福島県へ何度も出張し、しかし鼻血も出ず気分も悪くならなかった私は、2011年に実現しなかった「宮城県で美味い海鮮モノをじゃんじゃん食べる旅」がココロに残ったままであり、それが8年後の今回、ついに決着をみたわけであります。今回の旅のメンバー5名は、もともと、ホーシャノーだのヒバクだのに頓着していなかった面々なので、その意味でも安心であります。

ハナシは戻って鳴子温泉。東北新幹線の古川駅で合流した5名は、在来線に乗り換えて、午後3時頃に鳴子温泉駅に到着したのであります。

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ワタクシ(左)と友人カニオ(札幌在住、右)とのツーショット写真。

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さて、鳴子の名物といえば、こけし、ですね。街のそこかしこにディスプレー用の巨大こけしや、関連情報の張り紙があります。うーん、この「こけし推し」はすごいぞ。

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この日の宿は、老舗の温泉旅館「ゆさや」さん。外観からして歴史の重みが感じられます。

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ゆさやさんの売りのひとつが母屋から150メートルほど離れたところにある貸し切り露天風呂です。宿泊客は一部屋あたり、30分間、貸し切ることができます。ワタクシを含む野郎3名が離れの露天風呂を目指します。

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この日は晴天・無風だから良かったものの、大雪や強風のときは露天風呂へ徒歩で向かうのは大変でしょうねえ。ま、そんなときは宿の「中」にある温泉(内湯)を使えば良いだけですが。露天風呂の建物は最近建て直したようで、すごくきれいです。戸に鍵はかかるし、脱衣所はしっかりしてるし、清潔そのもの。良いですなあ。

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30分間は、われわれの貸し切り風呂なので超リラックス。カニオと、Aoさんの楽しそうな様子よ!

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露天風呂は、街を見下ろす斜面の途中にあり、山並みもバッチリ見えて爽快であります。

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ワタクシ(黄色矢印)は首から上だけを湯から出す全身ヌクヌク作戦であります。おっと、隣でカニオも便乗しているぞ。

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湯量豊富、風情良し、眺め良し、の露天風呂ですっかり満足しちゃったワレワレでありました。風呂から引き上げれば、あとは全員での夕食、部屋で日本酒ぐびぐび、そのまま爆睡という楽しい流れであります。おっと、あなたたち、寝はじめるのが早すぎでしょうが・・・。

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以上、宮城県 鳴子温泉の報告第1弾でございました。次回も引き続き、鳴子温泉旅行について書きます、キーワードは「猫」であります。チャオー。。。

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冬の北海道への出張。寒い夜には鍋を食べたいね~とつぶやく日。 [旅]

2019年2月。

今年も1か月を過ぎ、2月に入りましたか(←なんつう当たり前の文章だ・・・)。そういえば、「2月になれば彼女は」という歌がありましたなあ、サイモン&ガーファンクルでしたなあ、歌詞は、♪ April come she will~~だっけ。・・・およ?April?

って、その曲、「4月になれば彼女は」ですから~!残念!!←ギター侍の体で。。。

すいません、くだらんノリツッコミは時間の無駄ですね。

さて、今週前半に北海道出張したハナシであります。月曜から2泊3日。

いうまでもなく、北海道は、雪・雪・雪、でありました。

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ふだんの生活で、雪を見ない関東在住のヒト(私を含め)は、真っ白な景色を眺めて「きれいだねえ~」と気軽に言うけど、住んでいる方にとっては大変です。ちなみにワタクシは、札幌出身なので雪の苦労は良く知っているのだ(自慢)。

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さて、今回出張のミッションは、某プラントにおける「騒音測定」です。近隣で騒音問題が起きているわけではなく、あくまで設備のデータ蓄積のためです。下写真の「簡易騒音計」なるハンディタイプ機材を使って測定します。

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こうした業界に縁のない方は、一生、見ることも触ることもない物品でしょう。ま、私も好きで触っているわけではないが。

測定データは逐次、内蔵カードにストア(蓄積)されるので、40か所の測定でもサクサクと作業は進みます。ただし、測定時に、騒音計を頭のちょっと上(地上から180センチ)にかざし、測定開始後10秒間は静止する必要があって、それを繰り返していると、次第次第に肩が痛くなってきます。50代半ばのオジサン(=私)には、こんな程度のシゴトもヘヴィーでございます。とほほほ。。。

時間をあけ複数回の騒音測定を行い、予定作業を完遂したワタクシ。宿泊先の札幌のホテルへと引き返して、一風呂浴びてから、さあて、とばかりに札幌の街をちょいと彷徨いました。札幌の繁華街の飲食店は入れ替わりが激しいので、散歩していると「おお、ここにこんな店ができたか」と新たな発見があるんですねえ。

狸小路の南側道路を歩いていると、おや、痛風鍋、という文字が目に飛び込んできました。

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あん肝、たち(白子)、牡蠣・・・うはあ、尿酸値高めの痛風予備軍にはキツそうだわ。でも、こーゆー具材が鍋にピッタリで美味いんですよねえ。よおし、次回の札幌出張(3月)はこれで決まりだなっ!と力んだ矢先、

こちらにも惹かれます。あったかごっこ鍋!冬にピッタリな感じですなあ。

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うーーむ。迷わせるね。さすがは食の王国、北海道だわ、と言いつつ、結局はベタに「石狩鍋」に走りそうな保守的なワタクシなのであります。とりあえず、次のめぼしいネタを見つけに札幌探索を続けましょう。。。ちゃんちゃん。

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