映画館で遭遇した出来事。職業人(プロ)のレベル低下はじわじわ進行中? [雑感]

2021年7月。

暑い暑い、と口に出すほど、いっそう暑く感じますが、実際、暑いから仕方ない!のです。7月15日、16日、17日、と札幌に滞在のワタクシ、北海道とは思えぬ連日30℃超えの気温にぐったりでありました。

某日。ホテルの部屋に洗濯物を干すと、クーラー期待で市内のシネコンへと移動。公開されるとつい観てしまうリーアム・ニーソンおじさん主演のアクション映画を拝見しました。今回、おじさんの役どころは、元・銀行強盗でして、映画タイトル(邦題)は「ファイナル・プラン」。私は、原題の「Honest Thief」(正直な泥棒)のほうが全然良いと思いましたが。

さて、本日述べたいのは、映画の内容ではございません。映画館で起きたデキゴトであります。

そこで働く方々を貶めるつもりはありませんけど、「給料もらっている職業人(プロ)が、こんな体たらくだっけ?」と驚き、そして呆れたんですね。

何か起きたかをご説明します。映画館では、本編上映の前に、予告編だのCMだのお知らせだのが流れるでしょう。しかし私がいた会場では、音声は出るものの、スクリーンが真っ白、よーするに「映像が映っていない」のでした。スイッチの入れ忘れなど、操作ミスは誰にでもあります。まだ本編は始まっていなので、私は憤るわけでもなく、席を立って、受付近くの従業員の方に「シアター〇の映像が映っていませんよ」とお伝えしました。

しばらくすると、スタッフさんが劇場にあらわれ謝罪した、までは良いのです。問題はここから。「装置の不具合と思われます。復旧にしばらく時間がかかります」と言うのですな。

その時点で、本編開始の時刻まで数分という状況、すなわち、上映が遅れます、つう話なんですね。結果をいえば、マシン修理(?)に10分程度を要し、その分の10分遅れで映画は始まりました。

私は何を考えたか。えらそーに言いたくないけど、従業員さんたちにはこう申し上げたい、

あなたたち、プロとしてどうなのよ?

だってそうでしょう。映画館とは「映画の上映」を目的とした施設です。スクリーンに映像が映らないのは、致命的です。ならば予告編開始時点で、音声と映像がきちんと流れたことを人間(職員)が確認すべきでしょう。スイッチを押したので、あとは勝手に機械がやるでしょ?といわんばかりの、ずさんな仕事。これまさに

雑の極み、

でありましょう。どうなっているのじゃ、と申し上げたい。私の2席前に座っていたお客さんは「上映開始が10分程度遅れる」というアナウンスを聞いて、席をたって出ていきましたもんね。終映にあわせ、別の用事を入れていたのでしょう。ほらね、もっと早くに従業員自身で映像を確認していれば、こんな迷惑は避けられたわけです。

ついでに申し上げれば、映画が終わったあと、とくに従業員から「お詫びのコトバ」はありませんでした。機械の故障ゆえ誰が悪いわけでもない・・・とはいえ、遅延したのは事実でしょう。におってくるのは「10分遅れたくらい、謝る話でもないよね」つう、安易な、たかをくくった感じ。その、当事者感の欠如が、私の気持ちを萎えさせます。

限られた人員で、すべてを完璧にこなすのは無理なのでしょう。しかし、ならばこそ内容・作業手順に優先順位を設け、重要ポイントはしっかり確認するよう、マニュアルを整備すべきと感じます。

いかがでしょう?ユナイテッドシネマ札幌さん?

思えば似た話はいくらでもありますな。「職業人(プロ)として何を押さえるべきか」を意識もせず、やっつけ仕事を繰り返す輩はどの業界、どの組織にもいます。この先、日本はどうなるのやら・・・と、おおげさに嘆いたところで今日はおしまいっ。

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