札幌で遭遇。あまりにすごい誤字に、もしかして狙った?と言いたくなった話。 [日常]

2021年6月。

昨日に続き、札幌滞在中の遭遇ネタについて書きます。大きなお世話的「誤字」へのツッコミです。今回は、けっこうぶっ飛んだレベルなので、食いついてしまったわけです。

札幌の早朝5時。天気良好。朝の散歩をすべく、ワタクシは西6丁目にあるビジネスホテルを出て、大通公園沿いを西へと歩みを進めました。西13丁目にある「札幌市資料館」は、1926年(大正15年)の建設。歴史の重みを感じさせる外観、この渋い雰囲気、大好きです。

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おっと、札幌の隠れ名所を紹介している場合ではなかった。ワタクシは、さらに西へ西へと歩みをすすめ、西25丁目にある地下鉄円山公園駅へ到着。そこで、来た道と並行にはしる南一条通りを帰路に、ホテルへ戻ったわけです。

その途中、ワタクシは、驚きの誤字案件を見つけたのである!

札幌の方でも知らないかもしれませんが、円山公園駅の界隈の、南一条通りは「裏参道」と呼ばれております。正式名称なのか、愛称かは分かりません。

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1970年代に建てられたマンションがあり、その入口プレートが、本日のネタでございます。どーん。

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ん?どこが変なの?と、一瞬分からないかもしれませんね。ここですよ、ここ!

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うわあ、裏参道の「裏」がとんでもない事になっております。「重」の下に「衣」をくっつけた奇妙キテレツな漢字であります。もしや、裏、という漢字に、別バージョンでこの字があるのかしらん?と思って、ワタクシ一応、ネットで調べました。結果、この漢字は「うら」ではなく、それどころか、こんな字は、存在すらしないのですね。完全な創作漢字ということ。うひゃあ。

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さあ、皆さん。誤字どころか、存在しない漢字をマンションの入り口プレートに彫ってしまった、このミステイクはいかにして起きたのか?不動産会社の石屋さんへの指示ミス?「裏」は画数が不吉なので、あえて幸せな画数になる文字を捻出(ねつ造)したのか?

背景は分からんですが、少なくとも出来上がったプレートをみて、誰ひとりとして誤字に気づかない、そんなこたあ、ないでしょう。誰かが「こりゃダメじゃん!」と指摘したはずです。

にも拘わらず、40年以上に亘って修正は行われず、堂々と創作漢字(誤字)を掲げる、割り切り、開き直りに、むしろ拍手を送りたくなります。誰に対しての拍手なのか、よく分からんけど。

2016年(5年前)に当ブログで「ベルヴュー矢切(やぎり)」なるアパートの入り口プレートを取り上げましたね。矢切=YAGIRI、とすべきところを、YAGIRL→ヤガール、と彫り込みミスをしている案件で、沈黙シリーズ、スティーブン・ヤガール!などと勝手に盛り上がりましたっけ。

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いっぽう、今回の札幌案件は、存在しない漢字ゆえ「読みようがない」、つまりヴィジュアル優先。YAGIRLよりも一歩も二歩も踏み込んだ奥深さがあります。札幌名物スープカレーの人気店のようです。些細なことに目くじらをたてる日本社会において、しょせん、人間など間違いだらけ、Nobody is perfect(←Mike and the mechanics、の名曲ですね。1988年か?)と、哲学的達観すら感じたワタクシでありました。

たかが誤字に、話をおおげさにしすぎたな、と小さく反省したところで本日は以上!

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