2021年、新年あけましておめでとうございます。 [日常]

2021年1月1日。

新年であります。令和3年、と言われても肌感覚的に馴染めない昭和生まれ、昭和育ち(?)のワタクシ、今年はやっぱり「昭和96年」でしょう・・・って、どんだけアナクロだよ。

さて我が家の年賀状。例年どおりですが、干支と無関係に登場するのはネコ、そう、今年2歳になる飼い猫そら、であります。ドドーン。

2021_年賀.jpg
そらの日常リアルをご理解いただけるよう、キリッとした立ち姿、床に寝そべる姿、眉間を撫でられウットリする姿、と3形態を並べました・・・って、観たまんま、ですね、説明不要か。ワハハハ。

さてさて。

昨年末の職場でのハナシ。部署メンバーのリモート会議で、1年の締めくくり(?)に、各人が2020年を振り返ってヒトコトしゃべる、つう、ワタクシには食いつけない挨拶アワーがありました。

いやはや、予想どおりとはいえゲンナリしましたねえ。どいつもこいつも(という言い方も失礼だけど)判で押したように「今年はコロナで・・・」で始まり、「こんな1年になるとは夢にも思わなかった」というタームが入り、最後は「コロナに負けず、2021年も頑張ります」で挨拶(?)を終えるわけです。

嗚呼、なんてつまらん。これが日本のサラリーマン。

そりゃあ、コロナ、と言っておけば、「はいはい、分かるよ」と周囲の共感(?)を得られるでしょうけど、それがどうした、と言いたくなります。これ、付和雷同・迎合・無思想・無個性の極み、ではないか(と思う)。

他人と違うネタで攻めたろか、と思わんもんか。そもそもが、「こんな状況になるとは夢にも思わなかった」という言いぐさが大嫌いな私。だってそうでしょう、だれもが明日、突然死するかもしれない。あるいは宇宙人が襲来して地球人は滅亡するかもしれない。未来の出来事の可能性とは、どんな低く思えてもゼロではないわけです。2020年のパンデミックなんてえのは「想定内」ともいえます。だから映画にもなってきた。要するに、

明日、何が起きるかなんて誰にも分からない。

逆にいえば、あらゆることは「起きる可能性がある」。

のであって、そんなこたバートランド・ラッセルさんが100年も前に言ってます。ワタクシはラッセルさんの「家畜のたとえ」にビリビリ感応するニンゲンですので、未来が不確実なのは当たり前だと受け止めるし、覚悟は人一倍です。家畜のたとえ・・・そうです、自分が養豚場の豚になったと考えりゃ、そのことは実感できるでしょう。

豚たちは、居場所と毎日の食事(エサ)をくれて、糞尿の始末さえしてくれる親切なひと、まさにそのひとによって、ある日突然、売り飛ばされ、殺され肉にされるわけです。肉になる前日と当日の「落差」を、どう考えれば良いのよ、つうハナシですよ。私は養豚業者さんを非難しているのではなく、

豚にも、人間にも、約束された平穏なんてありゃしない

という事を言っているのです。

正月からダウナー系のハナシになりましたけど「絶望とは、期待と現実の差(ギャップ)である」という至言から分かるように無思想に平和・平穏を求めると、立ち直れないくらい愕然とし、絶望しちゃうかもしれないのです。2021年は昨年以上の大事件が起きる可能性は(確率論的には)ありますよね、と言っとるわけです。しかし、だからそれゆえ、われわれは他人や世間の言説・価値観に惑わされず、自分をしっかり持たねばならない・・・と、かように思う正月なのであります。

おお今日のオレ、いいこと言った!この調子で職場の若者たちから「うっとおしいぞ、クソオヤジ、消えろ」と罵倒される、そんなものに私はなりたい。と最後は宮沢賢治調で締めたところで、今日はお終いっ!

  

すいません。一点書き忘れました。2020年に、ワタクシにも「夢にも思わない」事件(?)がありました。日本では全く話題にもなってないけど、私は、心底、スゴイなあと思いました。

それはベルリンの新国際空港の工事です。正式名称「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」。2006年に着工し、2010年に開港するはずだったのが、工期が遅れまくり、開港予定を提示しては延期、を繰り返すこと6回。当初計画から、約10年遅れた2020年10月にやっと開港したのです。遅れの原因は、防火設備の不備とか、電気系統とか取沙汰されていましたが、これって、単純にすごくないですか。ドイツといえば技術立国です。技術面だけでなく、契約上のモメゴトもあったんでしょうけど日本円にして数千億円が投入される巨大プロジェクトの工事が、ドイツの技術をして、どうして10年近くも遅れたのか?・・・ワタクシにはコロナウイルス以上に、「信じられない」ハナシでありました。ちゃんちゃん。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。