輪留め(輪止め)を、木材で作ります。 [日常]

2019年12月。

プラントの建設現場で使う「輪留め」を作ったというマニアックな話であります。

そもそも、輪留め(輪止め)って何?と世間のほとんどの方は「?」となることでしょう。まず、その説明から。

工事現場でトラックや業務車を駐車したさい、ハンドブレーキの利きが悪かったりして、クルマが無人で動いたら大事故につながる可能性があります。そこで管理の厳しい現場では「車を駐車したら、車輪の前後に必ずストッパーを置くよう」要求されます。このストッパーを輪留め(輪止め)というんですね。百聞は一見に如かず。たとえば市販品ですと、こんな感じで使います(メーカHPより)。

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さてこの輪留め。市販品は意外と値段が高く、安くて1,000円、高いと3,000円超であります。

そこで、ワタクシが関係している九州の現場用に一組、作ることとなりました。ちなみに自分用はすでに作って持っており、今回は、現場試験のメンバーからの製作依頼であります。

まあ、作る、といってもシンプルな形状ですからねえ。余った木材を使って、20分程度で出来上がります。とはいえ、私のように「自分で作る人」は少ないと思うが・・・。

まずは立方体の木材(一辺12センチ)を用意します。ご近所の家建て替え工事の現場で、作業者の方からタダでもらったもの。

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次に出すのは、のこぎり。

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立方体の両面(2面)に描いた斜め線に沿って、のこぎりで木材をふたつに切断して、三角柱を2個作る。カットしたあとの切り口の縁(ふち)は金やすりで面取りをします。

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2個の木材に分離されました。

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こうなれば、あとは簡単。木材2個それぞれに「ヒートン」という金具を1個づつ取り付けます。誰でも観たことがあるはずですが、名前はしらない(でしょ?)この金具がヒートン、でございます。

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さあ、一気に仕上げです。黄色と黒をよじったナイロンひも、通常「とらロープ」を準備します。

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ヒートンをくぐらせたあと、とらロープが抜けないよう固定します。このロープは材質のせいで、縛ってもほどけますから、ロープを折り曲げ「結束バンド」をつかって、ガッチリと固定です。

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おお、我ながら、こだわりの美学でございますなあ。。。

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同じ作業を、もうひとつの木材にも施せば、手作り輪留めの出来上がり!ジャーン!

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試しに、我が家のムーヴのタイヤに適用してみました。

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おお、素晴らしいじゃないか!と自画自賛し、満足気分となりました。今日はこれでお終いっ。チャオーーー。

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